憂久
2023年の曜日配列は、2017年のそれと同じである。
数えてみると、2023年の振替休日は1日、それも1月2日で、実質なかったといってもいい。
祝日が土曜に重なり、営業日が多かった。
僕は週休2.5日制を独自に勝手に制定しており、おかげで有給休暇の消化が進んだ。
ずいぶんと疲れた1年だった、というか、12月のカレンダーが真っ黒で一番つらい。
おもわず、悠仁親王の誕生月を調べてしまう。
曜日配列が同じだった2017年もつらい日々を過ごしていたのだろう。
2017年の日記を読み返してみた。
この年は、というか、この年も調子が悪かったようで、抱え込んだ閉塞感が日記に現れている。
近くの商業施設に浅田舞がスケートパフォーマンスをしているのを見に行き、京都と福井と鳥取に行き、新宿駅で当時の皇太子殿下をお見掛けし、田中麗奈さんの出演した映画を見に行き、自然気胸の兆候が現れ、健康診断を受けたらCD-ROMが送り付けられた。
それまで生きた30年を盛大に振り返り、みっともないことばかりで埋め尽くされていることをを恥じ、10年で飲んだビールの体積を推定していた。
思い出がいつの日か
消えゆくものならば
忘れることだけが生きるすべて
そこへ 明日の風が 舞う
(ORIGINAL LOVE 「ショウマン」)
そんな中、2017年の年末の日記に、気になることが書いてあった。
厚生労働省がある呼びかけをしていて、それは、「2018年1月の4、5日に休暇を取って、12月29日から1月8日まで11連休としよう」というものだった。
計画的な年次有給休暇の消化の一環として「仕事休もっ化計画」と称していた、というか、今でも提唱している。
2023年、そんな行政指導が、厚生労働省からは一切聞こえてこない。
ここはぜひとも、はしごを外された僕から国中に呼びかけていこう。
ちなみに、2024-2025年の年末年始は、12月28日が土曜で、1月6日が月曜である。
休暇の申請は必要なさそうだ。
さて、2023年の「今年の漢字」は、「旧」であろう。
当然、受賞者は有賀さつきである。
芸能界の2大倶楽部、つまり、「タモリ倶楽部」と「ザ少年倶楽部」が潰えた年である。