裏書
2019-04-28
運転免許試験場へ行く。
受付の横で、試験場員が免許更新に来たとみられる高齢男性の相手をしていた。
「更新のためには事前に認知機能検査や高齢者講習を受けなければならず、今日だけでは更新手続きが終わらない」という旨を何度か説明していたが、高齢男性はほとんど理解てきていなかったようで、同じことを繰り返し述べていた。
病院で、同じような光景を見たことがある。
免許更新の手続きをもっと難解なものにして、それをパスした者のみが運転能力があると認定する仕組みにすればいいのかもしれない。
そんなことをぼやいていたら、僕は僕で、受付の人を戸惑わせるような行為をしてしまい、恥じ入る。
運転免許を剥奪されても、文句は言えない。
最後に、IC免許証内に格納された情報を読むために、機械に暗証番号を入力する。
控えがなかったにもかかわらず、「これだったかな」と記憶していた4桁の暗証番号を2つ入力し、一発でパスする。
よく覚えていたものだ、と面目躍如。
「どうして自分の情報を読むのに暗証番号が必要なのか」と疑問に思ったが、仮にこの情報を警察官のみが読み取れるのであればそれは重大な問題であり、免許所持者にもアクセスできる仕組みを用意しているのだろう、と納得した。
また、「なぜ本籍の情報が必要なのか」も疑問だったが、おそらく国籍を有しているかどうかを判定するためだと思う。