曇天の続き

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2018-10-25 Thu.

秋日

2018-10-25

情報処理技術者試験を受験。

2002年春季以来、34シーズンの受験チャンスがあったものの、実際に受験したのは16回目。
半分以上、サボっている計算になる。
各回にそれなりに理由があったはずなのだが、振り返ってみると自分の怠惰さにあきれる。

今回は、ITストラテジスト試験。
5回目のネットワークスペシャリスト試験でようやく呪縛から抜け出せ、次に駒を進めることができた。

事前の勉強。
いつも通り、最初に過去問集を解き、ITストラテジストに何を求められているかを探る。
午前IIについて、時々「過去問がほとんど出題されなかった」というコメントを見るのだが、これは違う。
同一試験の過去問の出題は限られているが、他試験の過去問まで加えると、試験問題における過去問の占める割合は少なくない。
なので、全試験の過去問がカバーされている、市販の午前問題集のようなもので過去問対策をした方がいい。

後は、午後対策。
市販の対策本を購入し、解説を一通り読んだ上で、問題とその解き方、解答を導く行程を覚える。
論文を事前に作成することはない。
自分の怠惰のなす業にすぎないのが、これまでさんざん文章を書いてきて、添削された経験があるので、それらの経験でカバーすることにしている。
それでも、事前準備をおろそかにして本番に臨むのはギャンブルであり、過信であり、いつも恐怖である。
おすすめできない。

試験当日。
試験会場は、ものはこび大学 立体交差キャンパス。

8時前に最寄り駅に到着。
キャンパスの前にあるコーヒーショップに入る。
試験のたびに何度かお世話になってきた店だが、今月末で閉店とのこと。
感謝の意を込めて、ブレンドコーヒーのMサイズを購入。
喫煙席で、解説本を読み直し、過去問集を解きなおす。
周囲は、早起きの中年男性が、スポーツ新聞を広げて予想を繰り広げていた。
僕は、この風景こそ健全だと思う。

午前Iは免除。
午前IIからの受験。
出席率は、相変わらず60%前後。
僕とほぼ同年代か、多少上の世代の方々である。

集合時間を過ぎて平然と入室してくる受験者が、いつも数人いる。
このような振る舞いは不思議で仕方がない。
僕は1度、午前Iの開始時刻を1時間遅く勘違いし、起床後に気づき、慌てて試験会場に向かったことがあるが、平然な態度とは対極の慌てぶりであった。
きっと、僕の肝が小さいのだろう。

午前IIは、ほとんど悩むことなく終了。
開始時刻が1分遅かったにもかかわらず、終了時刻が定刻通りで、終了後、受験者が試験官に詰め寄っていた。
確かに午前IIではいいけど、午後IIでこれをやられたら困るので、心の中で応援する。

近所のファストフード店で昼食を済ませ、午後に臨む。
午後Iは、4問中2問を選択。
一通り流し読みし、ファーストインプレッション重視で2問選択する。
解いている途中でやめてしまいそうになるけれど、1度決めたらあきらめずに考え抜く。
最後は、何でもいいから、思うことを書いておいた方がいい。

午後II。
3問から1問を選ぶ。
3問目は組み込みシステムに関する問題で、僕には経験がないので、実質2問から選ぶ。
トピックが思いつかず、10分くらい悩んだ後、何とか光が見えそうなトピックを思いついたので、それで突っ切る。
問題を正確に理解できた自信がなく、問題に要請された論文を書けたのかは、少々疑問。

終了時刻をフルに使い切り、16時30分終了。
準備にも時間がかかったが、試験自体も、貴重な休日を費やす、1日がかりの試験である。
合格していてほしい、と切実に願う。

後日、自己採点。
午前IIは、思い込みがありケアレスミスが2問あったが、勘で当たったものもあり、通過圏内。
午後Iは、業者が発表した参考解答で確認し、おそらくクリアしたものと思う。
午後IIは、くどい論文になってしまったのが心配で、こればかりは結果を待つしかない。

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