曇天の続き

Diary > 2018 > 07 > 14 > | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0
2018-07-14 Sat.

海道

2018-07-14

6時起床。
8時出発。

前日にそう言い渡してあったが、若干のディレイが生じる。
「朝ドラを見ていけばいいやないか。5分遅れようが、15分遅れようが、変わらんやろ」という意見もあったのだが、それは地方の交通事情というものを知らない人間の言い草だ。

それにしても、「熱い」。
セミの鳴き声が関東と違う。
これぞ、ニイニイゼミである。
言われてから気づいたのは、宇宙と生物に全く興味がない僕の失策。

小倉駅に到着。
博多まで、お買い物往復きっぷを購入。
「ソニック」自由席に乗車。
883系も古く感じるようになってしまった。

旅先では、スマートフォンを使って、radikoで現地のラジオを聴くことにしている。
福岡では、多少の入れ替わりはあるが、今もなお往年のパーソナリティが番組に出ている。
栗田善成も、まだ続けている。
しかしながら、本日の「土曜娯楽版」は休演。
それにしても、栗田善成が秋田県出身だったのは、驚きである。
「9時から6時!栗田善成のやじうま大放送」とは、パワフルだったな。
「おそーしきならー、せいぜんしゃー」という、気の抜けたスポットCMがかかるころ、折尾駅を通過。
スターレーンが見えるが、最近新宿でスターレーンのネームが入ったブルゾンを見かけて、博多や折尾以外にもスターレーンがあることを知った。

香椎駅に到着。
香椎線への乗り換え時間が短いので、やや急ぐが、もちろん乗り継ぎが意識されたダイヤである。
出発が15分も遅れていたら、この列車には当然乗れなかった。

実は、初めての香椎線。
20分ほど気動車を堪能し、海の中道駅に到着。
いつもなら、未乗区間をすこしでもつぶすために、用がないのに西戸崎まで行くところだが、今回は自重する。
博多までのお買い物往復きっぷで来て、海の中道駅は無人駅なのだが、どう対処したのかは忘れてしまった。

日差しを遮るもののない熱波の中を行進し、「これは何かの刑罰かな」と思う。
「暑い」と100回言って、マリンワールド海の中道に到着。
おそらく27年ぶり、以前来た時には、まだ半分しかできていなかった。

事前にウェブで入場料金を調べ、思わず「た…」と漏れてしまったのだが、それを知ってか知らずか、妹が20%オフのクーポン券を持たせてくれた。
クレジットカードで決済し、10時30分開始のイルカショーを目指す。

この後、いろいろと見たのだが、残念なことに関心がないので、ほとんど覚えていない。
イカがうまそうだったのと、太刀魚がうまそうだったのと、水槽横のエレベータが一番の見どころだ、ということくらい。

昔利用した地下のレストランにはいい思い出がなかったのだが、今回入ってみると、確かに「た…」ではあるが、きれいだし、料理の見栄えもいいし、おいしかった。
もっとも、食べたのは丸天だけだが。

元を取るべく端の端まで十分見回ってから、船乗り場へと移動。
うみなかラインで博多湾を横切り、博多ふ頭へ。
ベイサイドプレイスへの訪問は、20年ぶりである。

福岡のいいところは、事前に調べておかなくても交通手段に迷う可能性が少ないことにある。
どこにいても、博多駅か天神に行くバスが通っている。
あるウェブで読んだのだが、これについてタモリさんも言及していて、「これが、それぞれの街がバラバラになり衰退した北九州との違い」という説を唱えているのだとか。
それはさておき、博多ふ頭から博多駅行のバスに乗る。
残念ながら、連節バスではない。

でも、バスはいいのかもしれないけれど、すぐに信号で止まるのがストレスである。
バス停も多いし。
マリンメッセ福岡行の臨時バスが出ていたが、松田聖子の帰福コンサートがあるようだ。

そういえば、今日は山笠前日である。
昨日は集団山見せで、TV中継が入っていた。
今朝のNHKでも、小松の親分がTVに出ていた。
そして、福知山出身の中澤裕子も、ローカルタレント枠で出演していた。
僕は、そういうのを好まないのだが、最近は各方面に角が立ちそうな気がして、めったなことは言えない。
地元でがんばってきたタレント、がんばれ。

そういうわけで、大博通りに飾り山笠が設置されている。
博多駅前にも設置。
写真でも撮っておくか…。
見送りは撮らなくていいか、ノリがよくわからないので。

4年ぶりの博多駅。
KITTEに入ると、東京に戻った錯覚を覚える。
いざ、久留米 大砲ラーメンに攻め入る。
店前で、田中麗奈さんがお出迎え。
迷いなく、パネルと写真を撮る。
何だろうね、写真の写真を撮るという行為は…。
入店し、迷いなくビールと餃子を注文し、たしなむ。
続けてラーメン。
悩んだけど、「悩んだら頼め」の精神で、高菜チャーハン。

せっかく西日本と九州の境界駅を訪れたのだから、新幹線を見ておくことにする。
入場券を買ってプラットフォームに上がると、500系、ハローキティ新幹線だ。
博多南行というのが、ものすごくシュール。
発車時間があったので、車内も見学させていただいた。
N700A、800系、在来線にはかもめやソニックも見えて、満足。
これで140円なのだから、マリンワールドって…。

帰りはソニック885系。
座席前のポケットにチケットを入れて、ラジオを聴きながら眠る。
パーソナリティは誰だか知らない。

小倉駅に到着。
駅前の郵便局があった場所のビルは、まだ建設中。
コレットの隣にある家のことは、放っておいてくれ。
それにしても、当たり前のように駅からバス停まで5分くらい歩いているが、これは何とかならないものだろうか。
僕は「小倉都心部一方通行世代」なので、「一方通行がなくなって、バスの所要時間が短くなってよかったな」と思うけれど、やはりこれは普通ではない。

夕食は、実家で刺身。
「また、ふぐ入っているのかよ」という、よそでは絶対に言えない悪態をつく。
焼酎を飲んでいて飯を食べ損ねたので、風呂から上がって、海苔巻きの余りを食べつくす。

Link
Diary > 2018 > 07 > 14 > | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0