曇天の続き

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2017-12-28 Thu.

癌擬

2017-12-28

先日受診した健康診断から4日後、自宅に封書が届いた。
送り主は健診センターで、中には封筒が入っていた。
封筒には、CDが入っていると思われるディスクケースらしきものと、紹介状が封入されているらしい。
なにぶん、「この封筒を開かないで病院に提出すること」との文面があるので、封筒の中の様子を図ることはできない。
添え状によると、先日の健康診断の結果、胸部レントゲン検査の結果がD判定で、病院で精密検査を受ける必要があるとのこと。
なにがどの程度まずいのか、具体的なことは何も書いていない。

その夜は眠れなかった…、とまではいかないけど、不安は頭から離れない。

早い方がいいと思い、翌日急遽、総合病院へと出向いた。
受付に紹介状を提出し、しばし待つ。
30分くらいの待ち時間で、診察室に呼ばれる。
医師が、CD(あるいはDVD)の中に格納されていたレントゲン写真を僕に見せてくれた。

僕の左肺のごく一部に白い影が見えるが、わずかなものである。
大したことはなさそうだ、という医師の見解。
また、血液検査の白血球数にも異常が認められる。
「当日は体調が悪かったのか」との医師の問いかけに、「健康診断であってはならないことですが、風邪の症状で劣悪でした」と答える。

その日のうちに、血液検査をして、胸部レントゲンを取る。
血液検査の数値は正常範囲に収まっていたが、左肺にはまだ影が映っていた。
ごく軽度な肺炎にかかっていたのかもしれない。
念のため、1か月後に診療を受けるように指示され、その日は帰宅した。
まさか、その日は早朝から遺書の内容を改めた、などとても言えない。

1か月が経ち、再度病院に行った。
前回胸部レントゲンに映っていた影は消失しており、問題ないとの診断を受けた。

病院では、延べ100人ほどの患者が診察を待っていた。
そのうち、この日だけで2人の患者が、病院の職員に対し声を荒らげている人を見かけた。

僕は、この1年で合算すると10か月くらい、のどに異物がひっかかっているような違和感を抱えており、調子が悪いと咳が止まらないこともあった。
そんな時に人と話すのは苦しくて、聞き取ってもらえないことに対し、苛立ちをあらわにしたことが何度かあった。
体調が悪いという理由で人に当たってしまったわけだが、それは相手にとってとても不合理なことである。
振る舞いを改める必要がある。
そして、できれば、健康な状態を維持して、穏やかに暮らしていたい。

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