曇天の続き

Diary > 2016 > 07 > 16 > | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0
2016-07-16 Sat.

美技

2016-07-16

特技といえば、思いつくのは2つくらいしかない。
この日記を振り返ると、思い出せない特技もあるようで、その特技とは以下のとおりである。

  • 甘栗の皮むき
  • クロスワード(撤回したい)
  • クロンダイク
  • それっぽい般若心経を唱える(今は自信がない)
  • ジャパネットの値段当て(今は自信がない)
  • 魚の干物をきれいに食べつくす

このうち思いついたものに当てはまるのは1つだけで、それは「甘栗の皮むき」である。
これには絶対の自信があり、いつでも甘栗屋の店頭に立って、客の試食用に皮をむいてあげることができる。
ただ、最近「甘栗太郎」の店舗が連続して閉店しており、店頭に立つはおろか、特技を披露する機会すら奪われる気がしてならない。
小倉の「甘栗太郎」もいつまでもあるものなのか不安だし、先日帰省した時も、甘栗店を見ることはなかった。

さて、もう一方の「思いついた特技」だが、それは出納記録である。

小遣い帳を付け始めて30年は経過している。
PCで出納帳を付け始めたのは、20年以上前。
初期はLotus 1-2-3を使っていたが、一時期PCを持ってない時期を経て、1999年からはExcelに移行した。

持っている現金と出納帳の記録が合わなかったことは何度もある。
差異が生じた場合、摘要欄に「?」を記入することにしている。

ただ、「?」を記入したこと、つまり差異が生じたことは、直近10年では1度もなかった。
使途不明の支出、もしくは出所のわからない収入は一切なかった。
これを特技と呼べなければ、世の中の大半の特技は独りよがりの趣味である。

旅行に行っても、泥酔しても、収支が合わないことはなかった。
旅行の際は、翌朝に前日の支出を記録し、手持ちの現金と照合している(出発前に現金の額を記録している)。
泥酔した時は、基本誰かが金を払ってくれており、翌日以降請求されるのでその額を記録する(感謝)。
このエピソードを職場で披露し、「しっかりしている」という評をもらい、仕事を進めやすくなったこともあった。

差異を生じさせないために実行している工夫が2つある。

1つは、手持ちの現金残高を記入すると、帳簿との差分を自動的に表示させていることだ。
その差分が消滅するように収支の記録をつける。
この仕組みを導入してからは、差分がなくなるまで記憶を思い出すようになり、現金の収受についてはすべてカバーできるようになった。
思い出せない時は、日誌を見て記憶を呼び戻す。
逆に、出納帳からどこで昼食をとったのか思い出し、日誌に記録することもある。

もう1つの工夫は、現金と金融機関の口座残高だけを見ていることだ。
クレジットカードや電子マネーの残高までは把握していない。

カードや電子マネーで支払った場合、支払った額はレシートに基づき記録する。
そして、その額は「カード」勘定にプールされる。
そして引き落としの際、あるいは現金から電子マネーにチャージした際に、「カード」勘定を減らし、現金や口座残高の減少と一致させる。

クレジットカードや電子マネーの残高と「カード」勘定を時々照合するのだが、現在は「カード」勘定の方が多い。
つまり、支払いに備えている額が、実際の債務を超えている。
これは、ポイントなどによる支払も「カード」勘定に記録しているからであり、その分がプールされているのだろう。

最近では、大半の支払を電子マネーもしくはクレジットカードで行う。
実際、生活はしているのに、現金の残高が1週間変わらない、ということもある。
現金以外の決済を多用するようになったことで、現金を授受する機会が少なくなり、現金と記録の差異が生じにくくなっている、という側面もあるのだろう。
交通費やネットショッピングなど、レシートが発行されない支払を記録していない可能性もあるし、額の誤記入もおそらくある。
それに気づく仕組みは用意していないのだが、「カード」勘定には多めにプールされているのだから、気にしないことにしている。

Link
Diary > 2016 > 07 > 16 > | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0