夜襲
2012-10-04
かの香織のアルバム「裸であいましょう」を買った。
このアルバムを1996年に近所のレンタルショップから借り、カセットテープにダビングし、しばらく頻繁に聞いていた。
そのうち聞かなくなったが、メロディは頭に残っていた。
特に「僕だけの休暇」のメロディを夏に聞くと気持ちよくて、この夏も頭の中で何度もなぞっていた。
ふと思い立って、中古のCDを買ってみた。
やはりメロディが自分の好みに当てはまる。
そして、歌がうまい。
一方で、これもやはりだが、(僕にとっては)詞が邪魔をしてくる。
例えば、「午前2時のエンジェル」は、メロディは好きなのだが、詞については聞くたびに意地の悪い悪態をつく羽目になる(控えめに言って「深夜に訪ねて来られるのは迷惑で、失点だな」と)。
詞のことを考えずにメロディと歌声を聴いていたいのだが、それはかなわない。
仕方ない。
NHKで「花は咲く」のビデオを見ていたら、かの香織の名前が出てきた。
彼女は今ももちろん現役で、そしてウェブサイトによると仙台出身であるらしい。
これはかなり個人的なことだが、当時、ジャケットを見て「ウ・ララ」の聞く気をなくしたことを、今になって猛烈に後悔している。