曇天の続き

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2012-10-03 Wed.

聖霊

2012-10-03

NHKで放送された矢沢永吉のスペシャルを(泥酔状態で)見て、あることを悟った。
それは、僕は音楽を、ミュージシャンの人物像ではなく、音楽そのもので愛している、ということだ。

ある音楽が好きだから、その音楽を聴いている。
しかしながら、そのミュージシャンの考え方やスタイルなどにはそれほど興味を持っていない。
だから、ミュージシャンの熱狂的なファンと比べて、温度差が非常に大きい。

確かに、特定のミュージシャンを好きになることはある。
それも、そのミュージシャンが作る音楽が好きだからであって、そのミュージシャンが好きなわけではなかった。
あるミュージシャンが作る音楽は、傾向が似てくるから、そのミュージシャンの音楽を多く聴くようになる。

これは、俳優の好みとは、考え方がまるで異なる。
例えば、田中麗奈に対しては、いつ何時いかなる状況でも田中麗奈の味方をする覚悟を決めているほどのファンである。
だから、ドラマに限らず、バラエティに出演していても、メディアで取り上げられていても、できるだけチェックしようとしている。
一方で、雑誌でBONNIE PINKの特集が組まれていようが、「キャサリン三世」にPerfumeが出ていようが、特に興味を持たない(そもそも、僕はPerfumeのファンだっただろうか。そして、「キャサリン三世」とはどういう番組なのだろうか)。

つまり、「ミュージシャンのカリスマ性」という概念が、僕の頭からは欠落している。

誤解がないようにディスクレームしておくが、矢沢永吉がショービジネスで成功していたり、多額の借金を返していたりすることに対して、僕は純粋にすごいと思っている。
音楽も聴かないわけではない。
しかし、両者を結びつけて考えてはいない。

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