曇天の続き

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2012-10-01 Mon.

寡弁

2012-10-01

「普段は多弁で、時々こちらの話を少し聞いてくれるような人」との相性がいい、と自分で自分のことをそう考えている。
昔は「自分が楽したいから、僕はそういう人との付き合いを望むのだろう」と恥じていたのだが、今は、それはただの「相性」の問題に過ぎないのだと理解している。

そういうありがたい人とのおつきあいを大切にするために、自分はより聞き上手になるように努めている。
そして、こちらが時々話す話題のネタを仕込んだり、人とは少しずれた視点を持つようにしたりし、相手を飽きさせないようにすることを心がけている。
自分から付き合いを大切にしようとしなければ、もはや誰も相手にしてくれない(かといって、付き合いを大切にしても、誰かが相手にしてくれる、というわけでもない)。

しかし、これは加齢が原因だと思うが、上に書いたような方向とは真逆の方向へ自分が向かっているような気がする。
つまり、人の話は聞かないし(下手したら、人の話を頭ごなしに否定してしまう)、気を抜けば話のネタを仕入れることを怠っているし、ネタがあるとしても自己満足な話に終わるし、人と同じような安全な視点に留まろうとしがちだ。

加齢は仕方ないとして、加齢が自分にもたらす弊害のメカニズムを明らかにし、弊害を防ぎたいものだ、とこの頃切に思う。
そういう気持ちはあるのだけれど、気持ちが行動につながらないから、なおさらつらい。

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