煮込
2012-03-03
かなり乱暴な言い方をすると、レトルトカレーに当たりはない。
スーパーマーケットで売られているレトルトカレーで、たまには88円ではなく高いもの(たとえば道場六三郎監修のカレー)を買って贅沢気分を味わおう、と画策する。
しかし、金額に似合うほどのおいしさを感じない。
いや、味が違うことぐらいはわかる。
問題なのは、それがおいしいかどうか、ということだ。
高級なカレーは、味に変化球を入れてくる。
それを僕が理解できないだけだ。
この、貧乏舌め。
こういうことを言うと、「じゃあ、俺がわざわざ富士屋ホテルで買ってきた土産のカレーはおいしくなかったんだな」という言いかがりが父親から飛んで来そうだ。
若干修正すると、「スーパマーケットで売られているようなレトルトカレーで、価格に見合った当たりを引き当てるのは極めて難しい」。
富士屋ホテルのお土産のカレーは、本当においしかった。