曇天の続き

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2011-08-17 Wed.

行先

2011-08-17

「嫌なら見なければいい」というのが一貫したスタンスだったが、時代が変わり、どうも通用しなくなった模様。
世論が怖いので、ここで軌道修正しておきたい。

結論から言えば、やはり「嫌なら見なければいい」のだと思う。
ただし、それは前にも言ったように視聴者である私に許された権利である。
作り手側がそんな風に言ってしまえば、それは暴言であると非難される。
ただ作り手は、スポンサーが離れれば番組が終わることを身をもって痛感しているはずだ。
それを踏まえていることを覚えておきたい。
そもそも、作り手側の人が「このチャンネルを見ません」と言ったのも、多くの影響を及ぼすことを覚悟したものだったのだろう。

言わなくても済むことは、言わなくて済ませることができる。

一方で、視聴者が見なくなったから現状があるのかもしれない、とも思う。
思い出すと、「3時のあなた」「タイム3」「タイムアングル」ときて、その後もファッションチェックしたりして暗中模索ながら番組が続いていた。
「チャンネルα」になった時に、「やはり3時間も再放送枠があるのはどうかと」と警告を出す必要があったように思う。
その再放送枠ですら権利関係や画面に映ってはいけない人などのリスクが出てきてしまい、安全な素材が少なくなった。
そこで、外部からの素材を仕入れて放送する。
視聴者がちょっとずつ離れていったから、このような経緯をたどったのかもしれない。

放送用の電波は独占的に割り当てられている。
視聴者が見ないだけでは放送は止まらず、こんな番組に落ち着いてしまう、ということか。

とはいえ、今後はどうなのだろう。
スポンサーがつかなくなれば、収入がなくなる。
見ている人が少なくなれば、自局の商品の宣伝効果も当然減ってしまい、なおさら収入が得られなくなる。
おそらく、不動産経営でもしていないと、電波は持っていても企業は終わってしまう。
紀州鉄道かな。

東京では最近のトピックなのかも知れないが、地方局では既知の問題。
放送ネットワークを残しておく必要があるので、キー局がローカル局を救おうと取り組んでいるらしい。
そのキー局は…、視聴者が見なくても、必要に応じて誰かが救うのだろう。

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