忘恩
5年後に行うタスクを5年後に思い出せるようにするには、どうすればいいだろうか。
以前、ひとり暮らしを始めるにあたって、いわゆる「電話加入権」というものを購入した。
僕が購入したころには、すでに「施設設置負担金」という名称になっていた。
それはともかく、僕はNTTに「施設設置負担金」を払うことはせず、別の人が持っていて、すでに使われていない電話加入権を譲り受けた。
ベスト電器小倉本店で、確か50,000円くらいで買ったと思う。
いずれにしても、今の若い人にとっては、何のことだかさっぱりわからない話だと思われる。
やがて、いわゆる「直収電話」というものを自宅に導入した。
直収電話にするためにNTTとの電話契約を休止する必要がある、と言われ、NTTに電話をし、手続きをした。
一旦利用を休止すると、NTTは契約を5年間は休止扱いにする。
5年経過すると、その次の5年間に休止期間の更新を申し立てない限り、契約は解除扱いになる。
契約が解除されれば、加入電話が必要になったときに、また施設設置負担金を支払わなければならない(プランに依るが)。
なので、解約したくないのなら、5年ごとに(あるいは最低でも10年に一度)利用休止の更新をしなければならない。
今、インターネット・プロバイダの変更を検討している。
その手続きのため、古い書類をチェックしている過程で、利用休止の更新の必要性に気づいた。
利用休止の手続きをしてから、5年半が経過していた。
で、NTTに電話し、手続きを終えた。
NTTからは、「もし利用休止を更新する場合は、また5年後に更新手続きをお願いします」と言われた。
そこで、最初の疑問である。
5年後にこの手続きを思い出すようにするために、今何をしておけばいいのだろう。
まあ、こうやって書いておけばいいのだろう。
この記事は、ユニバーサルサービス料に対するクレームのつもり、ではない。