曇天の続き

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2010-08-12 Thu.

追従

2010-08-12

大雑把なことを言うと、以下のような考えの人間がいるからデフレーションが進むのだろうか、と思うことがある。

世の中は、金のかからない世界へと進んでいる、と僕は信じている。
イノベーションが起こることにより、これまで高価だった製品を安く製造できるようになる。
また、仕組みが改善されることにより、効率の良いサービスを安価に提供できるようになる。
それらの恩恵を受けることによって、無駄が省かれ、コストをかけることなく快適なサービスを受けることができる、と。

金をかければいいものが手に入る、とはあまり思えない。
また、金をかけると、無駄な仕組みが増えていくし、資金に群がろうとするものどもも集まってくる。
そして、金をかけて手に入れたものは数年ですたれ、安価なものへと置き換わってしまう。

金を稼げばいい、あるいは予算を確保すればいい、という考えには僕はなじめない。
もっとも、時代の先端を生き抜かなければならなかったり、勝負を勝ち抜かなければならなかったりする場合は、少し話が違うだろうが。

技術が安定し、無駄が省かれ、こなれてきたものにこそ利用価値がある、ような気がする。
これでは、少なくとも我が家の経済の発展は望めないだろう。

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