曇天の続き

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2010-07-24 Sat.

或る「小倉日誌」(2)

2010-07-24

今日は完全なオフ、地元で過ごせる自由な1日である。
さて、何をしよう。

そうだ、母校の野球部の応援に行こう、ちょうど決勝戦だ!
東京でそう思いついたその瞬間に、僕が卒業した高校の野球部は逆転負けを喫していた。
し慣れないことを思いつくものではない、でも負けたのは僕のせいではない。

来週であれば、北九州芸術劇場でナイロン100℃の公演があったのだが、今週は何もなし。
九州国立博物館に脚を運ぼうかと思ったが、今は「馬」をテーマにした展示をやっているとの情報を得て、行く気を失う。
博多座でやる舞台「大奥」に松尾れい子が出ているんだけど、「大奥」はちょっと興味がないな。

ミニシアターでかかるような作品を福岡で上映しているんじゃないかと期待したが、思ったほど上映していなかった。
結局「インセプション」か「告白」かどちらを見るかで悩み、時間が合う「告白」を見ることにした。

本来であれば、「告白」のような映画を見に行くことは決してない。
僕は、恐い映画をすすんで見たくないからだ。
そのことを知人に告白すると、「恐いっていうか、暗い映画は見に行きたくないよね」と返され、確かにそうだなと思いなおした。
僕は、暗くて陰湿な映画を進んでみたくない。
それでも見に行ったのは、中島哲也監督作品だったからだ。

感想。
ちゃんとした大人が全く出てこない映画を久しぶりに見た気がする。
人が爆破されるシーンは楽しめた。
そして、僕は岡田将生をしばらくこのキャラクターでしか見られないのだろう。
また、「悠子先生のこと、かわいそうだと思わないの」という一生徒の台詞が心地よかった。
自己の行いを正当化するべく、都合のいい理屈だけを選んで主張する人間の性格がよく表現されていたように思う。
でも、笑えるところがなく、やっぱり暗い映画だった。
女性2人で見に来ている組が比較的多かったけど、見終わった後に何を話すのだろう。

実に12年ぶりに、福岡で自由な時間を過ごすことができた。
偶然、moumoonのインストアライブを楽しむことができた。
小松政夫の生家らしきところも見てきた。
JRで博多まで行く道中、道路建設の現場にいくつも出くわし、「ああこういうことか」と理解することもできた。
また、「The Palm Club Night 2010」のポスターを見ることができ、話のタネができたのがよかった。

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