曇天の続き

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2010-04-05 Mon.

熱血

2010-04-05

何となくチバテレビを見ていたら、見慣れたいつものスタジオに森田健作氏が映っていた。

隣には、八波一起氏。
逆の隣には、ゲストで京本正樹氏。
どうやら、生放送っぽい。

左側にいるのは、(たぶん)AKB48の人。
その隣には…、間違いない、ブッチャーブラザーズだ。

これが、4月から始まった土曜夕方の生放送「熱血BO-SO TV」。
森田氏が知事に就任してもブッチャーブラザーズのテレビでの動きは特になかったのだが、県知事就任から1年、かつて付き人であったブッチャーブラザーズにレギュラーの白羽の矢が立った、のだろう。

「ぶっちゃあ、仕事があって良かったなあ」とは、サンミュージックの役員である森田氏の発言。
所属事務所への(金銭面とは別の)利益供与のようにも感じるのだが、小さいことは気にするなと言われているので、スルーする。
「カラオケトライアルII」の司会が髭男爵になったのも、見逃すことにする。

僕がブッチャーブラザーズに触れたがる理由は、ただ1つ。

高校に入学したばかりの頃の話。
いろいろな中学から集まったばかりで、誰がどんな人かお互いにわからない時期である。

確か、クラスで文化祭でやることを決めるために話し合っていた時のことだ。
議論は紛糾し、というか、議論に飽きて単なる休み時間みたいになって、教室はごちゃごちゃし始めた。
各自思う案を黒板に書く、みたいな流れになったんだと思う。

そのとき、1人のクラスメートが何の脈略もなく、黒板にある言葉を普通の大きさの字で書いた。

「姫TV」

実に果敢なこの試みが目に飛び込んできて、僕はひどく感動した。

勇気ある行動なのか、ただ調子に乗っていたのか、突発的だったのか、何か霊的なモノが体に降りてきたのか、真相はよくわからない。
とにかく、この記述は、まだお互いに得体の知れていないごく一部の深夜テレビファンの共感を呼び、その他の人には意味もわからないまま、黒板に現れた文字は即座に削除された。

記憶に残る番組を作る、それだけで文化的偉業である。
「熱血BO-SO TV」もそういう番組になって欲しい。

そして、前にも書いたとおり、「姫TV」のことをわかってくれる友達ほど大事なものはない。
漢詩にしたいくらいだ。

「姫TV」から20年近く、それ以来初めてブッチャーブラザーズがコンビで出演している姿を目撃した。

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