無煙
駅前の喫煙所で、両親らしき人が小さな子を連れてタバコをすっていた。
難しい判断が求められるシーンだ。
しかし、よく考えてみれば、僕が子供のころ父親に頻繁に居酒屋に連れて行かれた状況よりマシなのかも知れない。
それにしても、ノンアルコールのビールもあるくらいなのだから(僕は飲まないけど)、体に害のないタバコができないものなのだろうか。
そういえば、電子タバコというものがあった。
僕は、電子タバコについて、ずいぶんと長い間誤解をしていた。
電子タバコとは、水蒸気を煙のように見立てて、いかにもタバコを吸っているような気持ちになるものだと思っていた。
つまり、禁煙のための道具かと。
香料を含んでいるものがあるとはいえただの水蒸気なので、電子タバコで喫煙に代替する効果を得られるものなのか、という疑問を抱いていた。
しかし、それは全くの誤解である。
本来の電子タバコとは、火を使わずに電気によって発生させたニコチンを含んだ霧状の粒子を吸引するための道具である。
火を使わないメリットは、タールや一酸化炭素、副流煙を発生させない点にある。
ただし、ニコチンを含むものについては、国内では薬事法などで取り扱いが厳しく制限されている。
そのため、国内で市販されている電子タバコのカートリッジには、ニコチンを含むものはない。
なるほど、テクノロジー。
話だけ聞いていると、従来のタバコより、こちらの電子タバコの方が害が少ない気がする。
だから、もっと普及するように法律改正すればいいのに、とは思う。
ただ、電子タバコの害というのもあるみたいなので、無闇なことは言えないのが現状なのだろう。
…という記事を用意していたら、JTが煙の出ないタバコを2010年5月に発売(東京都限定)、との報道。
そりゃそうだよね。
タバコをすわないにもかかわらず喫煙を容認する大半の人って、どうも自己の飲酒に対する攻撃をかわしたいという気持ちが働いている気がする、僕も同様だけど。
自己中心的ではなく、もっと思想的に多様性を受け入れる社会を築いていきたいものだ。
森喜朗が認める石川五大賢人の1人である森喜朗氏の座右の銘である「滅私奉公」を心に刻み、ゴルフ場に行くことにする。
とはいえ、僕は違法ドラッグ(大麻など)の使用解禁にはずっと反対している。