曇天の続き

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2009-11-20 Fri.

一律

2009-11-20

僕が小倉に住んでいて抱え込んでいた不満の1つが、東京で放送している深夜番組をリアルタイムで見られないことであった。
そういう深夜番組は大抵時差放送だったし、中には放送しないものも多くあった。
その代わりに、地元密着、ネタ流用上等なローカル番組が放送されていた。
「笑撃的電影箱」は1週遅れ、「いいとも増刊号」も1週遅れ、「パオパオチャンネル」にいたってはネットすらしていなかった。

ところで、自宅でBSデジタルを受信できるようになって1年ほど経つ。
BSを見る機会がずいぶん増えてしまい、逆に地上波をほとんど見なくなってしまった。

思うに、地上波ではなくBSデジタルがテレビ放送の主軸になれば、国内のいたる場所で同じ番組を見ることができるようになり、僕が昔感じていた情報格差も改善されるのではないかと思う。
報道は、地域報道があるので難しいかも知れない。
でも、せめてバラエティやドラマなら、主軸をそちらに移すことも可能ではないだろうか。

当面の問題はBSデジタルの普及率だけど、一説によると既に50%を超えているとも言うし、コンテンツが充実していれば移行も進むだろう。
また、全国で放送されるCMのスポンサーに地方企業がなるとも考えられないので、営業面でも障害がある。

移行が進めば、地上波は地域放送に徹することができる。
でも、そうなると地上波放送局が地域にいくつも必要なくなるだろうけど。
今の関東地方や関西地方がまさにそんな感じだ。
そうすると、ローカル番組は圧倒的に少なくなり、ローカルタレントは行き場を失い、作り手は仕事を失うなど、弊害も多そうだ。

関係ないけど、もし、福岡に独立UHF局を設立するのなら、身を奉じる覚悟はある。
時代に逆行する話なので、そんな機会は永遠にないだろうが。

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