曇天の続き

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2009-09-12 Sat.

無詞

2009-09-12

「爆笑問題のニッポンの教養」(NHK)という番組に、坂本龍一が登場していた(「台本のない音楽会」)。

番組内で坂本龍一がいろいろと曲を勧めるのだが、どれも何だかよくわからず、「ああいう人が身近にいて話を聞かされたら全く盛り上がらないだろうな」と思った。
彼のiTunesに入っている曲の1つに、相対性理論の曲があったが、僕はちょうど先日CDショップで試聴して、気持ちの悪い印象を持ったところだった。
大正九年の方がずっと好きだが、新作を出さないので仕方がない。
どちらも、静かに見守っていくことにしよう。

坂本龍一は、歌を聴いても歌詞が言葉として入ってこない、と言っていた。
全くおこがましいのは承知の上だが、僕も実は音楽を聴くとき歌詞を聴いていないので、すごく共感した。
たまに歌詞が聞こえてくる音楽があるが、すごく邪魔に聞こえてしまう。
だから、音楽をよく聴いていても、歌詞をほとんど覚えていない。
普段聴いている歌でも、何をテーマに歌っているか、全く知らない場合も多い。
詞を聞いて共感するのは、今のところ真心ブラザーズくらいである。
詞なければドリカムの「大阪LOVER」はすごくいいのに、とさえ思ったことがある。

ところで、太田光が、サザンオールスターズの曲の歌詞の良さについて言及しているのには意外だった。
桑田佳祐は日本語の詞を重視していない、というのが定説だと思っていたからだ。
みんな、そんなに詞を味わっているものなのだろうか。
おそらく、僕に情感が欠如しすぎているのだろう。

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