暇人
2009-01-15
暇、である。
記念碑が建つくらい、暇、である。
なので、これを作ってみた。
小豆を水に浸し、煮立ててはゆで汁を捨てる作業を繰り返し、弱火で煮込み、大量の砂糖とひとつまみの塩を加えて味を調える料理である。
ところで、この料理をいったい何と呼べばいいのだろうか。
僕なら、迷いなく「ぜんざい」と呼ぶ。
僕が生まれ育った小倉ではそう呼ばれていた。
おそらく、我が国の西の方の地域ではその名称がまかり通っている。
しかし、関東では違う。
これを「しるこ」と呼ぶ。
小倉では、「しるこ」と言えば、こしあんでできた粒の入ってない方の食べ物ことを言う。
関東で「ぜんざい」と呼ばれる食べ物は別にある。
餅の上にあんこをのせたものだ。
なので、甘味処で「ぜんざい」を頼むと、僕が思っているのとは違うものが出てくる。
東京に出てくる人にとって、是非とも知っておかなければならない知識である。
そして、西の方の地域に行く人も知っておかなければならない知識である。
ちなみに、沖縄で「ぜんざい」をオーダーすると、これまた全く違うものが出てくる、らしい。
一度でいいから食べてみたい。
なお、写真に写っている餅は、角餅ではなく丸餅である。
餅の形状について語り出すと、これまた長い話になるので、ここでは割愛する。