曇天の続き

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2008-09-09 Tue.

磁石

2008-09-09

小学生の時、通学していた小学校に謎の機械があった。
高さ2m、幅1m、奥行き0.5mくらいの直方体で、色はモスグリーン、上部に吹き出し口がついていた。

小学1年の時、磁石にくっつくものを探す、という理科の課題があった。
その機械に磁石をあててみると、見事にひっついた。
僕らは、磁石にくっつくものとして、その機械をリストに加えた。
機械には名前があったのだが、その名前が意味するところがよくわからなかった。

小学3年くらいになって、知識が少し増え、ようやくその機械の名前が意味するところを理解した。
この機械の名前には、空気をきれいにするという意味があるのだ、と。

その機械の名は「空気清浄機」。
大気汚染が進んでいた北九州の子供達を守るためには必要不可欠なものだった。

もっとも、僕が通う頃には空気清浄機も稼働をやめていた。
その理由は、大気汚染対策が進んだからとも、工業が衰退したからとも言われる。

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