曇天の続き

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2024-01-13 Sat.

酔正

2024-01-13

「2023年を振り返ろう」と、何度か日誌を読み返した。
いや、日誌を見ても、記憶が蘇らなくなってしまったので、1年を振り返るのはもうやめたのだった。
せめて、年の後半を振り返ることにした。
7月、8月、9月…、と読み進めていくと、10月を読み直すころには、すでに読み返した7月のことを忘れてしまっている。
12月までたどり着くと、「はて、今年の後半は結局何があったのだろう」と、途方に暮れる。
瞬間的な記憶はもうできなくなっているし、もちろん過去のことを思い出すこともほとんどできない。
何度もこすった同じ話、同じ考えだけが再生され、周囲に疎まれる。

さらに、年末は余裕があったのに、体調不良で寝込んでしまい、振り返る時間も気力も失った。
長いスパンを振り返るのはもうやめて、この年末年始の動きを記録しておこう。

まず、2023年12月25日から鼻水が出始めた。
久しぶりにマスクをして外出し、用事を済ませた。
26日に百貨店に行って、ワインを買ってきた。
27日の午前でようやく用事が終わり、帰路で交通トラブルに巻き込まれ、夕方に帰宅し、そのまま寝込んだ。
28日は、1日中寝ていた。

29日、熱が下がり、何とか起き上がった。
滞っていた執務を処理し、病臥中に連絡のあった人たちに失礼を詫びた。
「徹子の部屋」タモリさん出演回を視聴。
自宅から15分ほど歩いたところにある酒屋に行き、正月用の日本酒と芋焼酎を購入し、店員に年末の挨拶をした。
スーパーにも行き、正月用の食材を物色した。
例年、食材のリストを作り、そこから厳選して購入しようと試み、結局リストに書いたもの全部を買う、という愚行を繰り返してきた。
この年末は、物価高騰もあるし、自制心を働かせようと思い、買い物を控えた。
帰ってから、恒例行事である、HDDレコーダーの録画番組の消化に取り組んだ。
2012年の年末にチバテレビで再放送していた「世にも奇妙な物語」をまだ見ておらず、少し進める。
錦織一清、千堂あきほ、浅香唯が出演していた回。
途中に、その当時の高校サッカーのCMが挟まれる。
「高校サッカー応援マネージャーに外れなし」というのが僕の持論だが、この頃に1度法則が怪しくなったかもしれない。
大野いとは中間出身で、「おっぱいバレー」のロケを見に行っているときにホリプロからスカウトされたそうだから、そんな人生もあるものだなという感慨もある。
夜は、久しぶりにビールを飲んで、「ファミリーヒストリー」草刈正雄回を見た。
「まさかの一丁目一番地」を見たかったが、寝てしまった。

30日は、9時過ぎに起床。
10時から、出川さんの草野球番組。
この番組を3回連続リアルタイムで見ている家庭が、他にあるだろうか。
昼過ぎに、今年の出納帳を締める。
今年も何とか逃げ切った感じ。
また、「世にも奇妙な物語」を見る。
永島敏行、南野陽子、柴俊夫の出演回。
夕食は、実家から送付された、華味鳥のもつ鍋。
レコード大賞は、imase「NIGHT DANCER」がよくて、大賞はMrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」。

31日は、5時過ぎに起床。
また、「世にも奇妙な物語」を見る。
佐藤B作、畠田理恵、木内みどりが出演していた回。
畠田理恵のかわいさに目が覚め、将棋でも始めようかと思う。
10時から、フジテレビの「ジェラシックトーク」。
いかにも年末年始らしい番組名で思わず見てしまったが、藤田ニコル、神田愛花、ROLAND、さらば森田が出演し、活躍を嫉妬されるという番組で、見ごたえがあった。
昼前に出かけて、この年63回目のドトールで、軽く1年を振り返る。
坂田師匠が亡くなり、我々はまた目標と笑顔を失う。
食材の買い物をダメ押しして、帰宅。
4Kで始めて視聴する「紅白歌合戦」は、「アイドル」の出演者総出のダンスがよくて、これがあるからこそ「紅白」ではないかと思う。
何が売れている歌なのかがわからないので、「紅白」は本当に助かるし、逆に曲をこの日まで聞かないで生きてきた自分は、どうやって生きてきたのだろうと不思議に思う。
相変わらず、終盤は「九州歌合戦」。
文句なしで、紅組優勝。
今年は、冷たいそば。
「酒場放浪記」で、国道駅の酒場や京成立石の酒場の初期回を見て、ギラギラ感がよみがえる。

2024年元日。
10時ごろ起きて、2年連続のPAO~Nおせち。
年末に買った、大納川 天花 純米吟醸 初しぼりを飲み干す。
新聞に、中川家礼二とナイツ塙の対談が載っていて、それを支えるのが創価学会の広告。
茅乃舎だしで作った雑煮を食べ、眠っていると、夕方に地震で目が覚める。
番組が全部切り替わる。
テレビ東京が復帰して、「充電旅」を途中から視聴。
「相棒」が放送されていることを確認した後、TVerで「華丸・大吉 今年はなんしよったと」を視聴。
2023年福岡重大ニュースのTOP3は、太宰府天満宮本殿改修、七隈線延伸、そして天神ビッグバンだそう。
特に天神の建て替わりは進んでいて、「それならもう愛眼ビルしかわからんちゃないと」と言ったら、同じ発言が番組で出てきた。
その愛眼ビルですら、僕が思い浮かべるそれとは異なる。
「やきとりはタレか塩か」に結論を出そうとしてくれて、豚バラは間違いなく塩だが、とり皮は本当に悩む。
最後に、寿一実さんが亡くなっていたことを、この番組で知る。
正直に言うと、見ていた時は何の人なのかよくわかっていなかったのだが、最後になってしまったが、わかってよかった。

2日。
午後から散歩に出て、自宅の窓から見える謎の光の正体を見極めようとしたが、よくわからなかった。
パチンコ屋が開いていて、ラーメン屋に40人ほどの行列ができていて、ドラッグストアで足りない食材を買った。
「ツッコミ総会」を見たり、「さんまのまんま」を見たりしていたら、羽田空港の飛行機衝突の映像が入ってくる。
この日は、するめをあぶって、焼酎を飲む。

3日は、10時ごろ起床。
読書、ゲームの後、「東西寄席」を見ていると、鳥町食道街で火災発生のニュース。
散歩をして、近所の神社に1年のお礼とこれからの願掛け。
夜は、「さんま・玉緒かなえたろか」を見て、三笠中学校における、さんまさんの活躍を見る。

4日は、酒の抜けないまま所用。
左脚のしびれが1日中続いた。
5日は、左の鼻から液体が出て止まらなかった。
この日、前年末の「PAO~N」を聞き終える。
PAO~Nニュース選定委員会が選ぶ「2023年喜怒哀楽ニュース100」の第3位に「ジャニーズ問題」が入る。
TV関係者で、この問題について真正面から追求できる権利のある数少ない1人が、沢田幸二さんであろう。
備忘のために記すが、第1位は「ウルトラマラソン 第3位のランナー 車に乗っていた」。

6日は、30日にKBCラジオで放送した「復活!PAO~Nぼくらラジオ異星人」を聞く。
僕は、深夜放送の「PAO~N」にギリギリ間に合わず、ラテ欄で「変な番組があるな」と思うにとどまっていた。
復活版を聞いたことで、僕が聞いていた後番組が「PAO~N」のテイストをそのまま引き継いていたことを思い知らされ、自分の数少ない「輝かしい思い出」が少し遠くなった。
悲しいかな、「KBC-INPAX」世代である。
番組内の箱番組、特に深瀬智聖のものまねの完成度が高かった。
「アフタヌーンスロープ 沢田幸二のイケイケドンドン」で沢田アナのおもしろさを知り、今の昼PAO~Nまで聞いているのだから、もうそれはそれは偉大な存在である。
夜は、三船敏郎、淡路恵子が出演する「男はつらいよ 知床慕情」。
竹下景子の登板スパンの短さが、時を超えて心配になってしまった。
明日のために早く寝ようとも、このまま起きていようとも試みたが、やっぱり寝た。

7日は、前日夜に放送された「ICEのオールナイトニッポン0」を聞く。
「2時間の放送なんて大丈夫だろうか」と心配だったけど、聞き始めると心配よりもありがたさが勝ってしまい、瞬く間の2時間だった。
国岡さんの話を聞いていると、何も特別なことはなく「この間の続き」という気になるのが不思議だ。
体調が少し悪くて、昼寝。
夜は、「光る君へ」をがっつり見てしまうが、肝心なところでトイレに行ってしまい、戻るとちゅらさんの出演が終わっていた。
中村メイコが亡くなった。

8日は、9時ごろ起床。
この日の10時に振替放送された「紅白お正月スペシャル」を見る。
小芝風花、井上咲楽、生田絵梨花のように、いつも笑顔をたたえるようにしたい、と2024年の抱負を押し付ける。
近所のショッピングモールに行き、お笑いタレントの無料ライブを観覧し、食事。
帰宅して、放送振替に対応しきれず録画ができなかった「タモリ鶴瓶正月特番」をNHKプラスで視聴。
サイドステップで芸能界入り、同期はピンクレディー、久米明のものまねが不発に終わり、鶴瓶は早いうちから「家族」で食いしのいでいた。
夜は、こちらも振替放送の「ドリーム東西」。
この時は、活動休止を知らなかった。

正月前に缶ビールが3ケースあったはずなのだが、ほとんど残っていない。
きつい思いをして年末に買ったワインは、結局まだ空けていない。

真っ黒な12月のカレンダーを眺め、楽しみにしていた年末が通り過ぎてしまい、年が明けた気がしない。
2024年の心がけをまだ書き切れていないまま、もう1/24年が経過しようとしている。
今年も何も成せそうにない。
せめて、今から「ブキウギ」を見始めよう。

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