曇天の続き

Diary > 2024 > 01 > 09 | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0
2024-01-09 Tue.

坊主

2024-01-09

ひとまず、ダンチョネ。

僕は、真実にはあまり興味がない、というより、真実を知ることをあきらめている。
結局、真実はその直近にいる当事者、関係者にしかわからないものだ。

僕が興味をひかれるのは、目に見える風景であり、「天秤」である。
一方に傾いていたものが、あるきっかけで逆に傾く。
それで、趨勢が大きく変化する。
漏れ聞こえてくる、真偽も不確かな情報ではあるが、それこそが状況を形成していく。
目の前で起こっていることが、部外者にとっての事実である。

よくわかっていない現時点において、僕が思っていることを記録しておこう。
今後、何かの役に立つかもしれない。

2024年1月6日の夜。
珍しく夜更かしする機会を得、ICEの映像や川本真琴の映像やたけしさんのフライデー襲撃事件後の記者会見の映像などを見ていた。
その時に記したメモに「まっちゃん審査員3連単」とあるのを、次の日の昼に気付いた。
何のことかわからない。

1月9日の時点で思っていることは、2つ。

1つは、ある記録である。
それは、「同一司会者による深夜番組の最長記録」だ。

今のところ、「タモリ倶楽部」が40年6か月の記録を持っている、と僕は考えている。
30代から番組を始めて、77歳まで深夜番組を続けてようやく到達した、とんでもない記録である。
現代のTVにおいて、深夜番組を安定的に継続できることは考え難く、今後記録を破れる番組が出て来る可能性は低い。
「この記録を破れそうな見込みのある番組は」と2023年4月に考えて、数少ない希少な番組として思い至ったのが「ガキの使い」だ。
「ガキ」であれば現実的に手が届きそうだ、と考えていた。
これからも番組は続くだろうし、「浜ちゃんが連続記録を維持してくれる」という言い方も確かにできるだろう。
しかしながら、松っちゃんが当初から企画にも入っていることを考えると、松本人志あっての番組と言う面もあり、もしかしたら「番組の形態が変化した」ととらえてしまうかもしれない。
このことは、率直に言って、とても残念である。

次点は何だろう、と考え、大阪の番組の知識が足りず他にもあるのかもしれないが、「明石家電視台」が続くだろうか。
と思ったが、確か放送時間帯が土曜昼に移っており、深夜番組から外れてしまった。
そうなると、次点はもしかして「HAMASHO」から続く「浜ちゃんが」になるかもしれない。
それでもまだ放送開始から30年も経過していない。

もう1つ思っていることは、あるタイトルである。
それは、「レギュラー番組の司会をしているコンビの、現時点での最年長」だ。

本人が言及していたが、とんねるずが番組をやめて以降、ダウンタウンが現役最年長となっていた。
このタイトルは、今回の件で暫定的に移ることになる。
次のタイトル保持者は、おそらく爆笑問題になるのだろう。
爆笑問題の次となると、さまぁ~ずだろうか。
もしかしたら、大阪でだれかやっているかもしれない。

いや、「ビーバップハイヒール」があった。
そもそも、リンゴさんの方がダウンタウンより年長だから、すでにタイトルホルダーなのではないか…。
と思ったが、「ビーバップハイヒール」はすでに終わっていた。

で、自分が書いた「まっちゃん審査員3連単」のメモについても解明された。
つまりは、「THE SECOND、キングオブコント、M-1の代替審査員を当てよう」という企画のメモである。
酒の勢いは恐ろしく、この時点で年単位の不在を想定していたようだ。

30分くらい考えた結果、THE SECONDは太田光、キングオブコントは設楽統が復帰、というのでどうだろうか。
実際のところ、THE SECONDは審査員ではないポジションであり、これなら太田さんが引き受けてもいいのではないか。
M-1が悩ましく、ダウンタウンから中川家までの間の漫才師が全くの空白であることがここまで尾を引くものかと、愕然とする。
敗者復活の審査員から繰り上げるという手でもいいか、という気にもなり、それならもういっそ小沢一敬でいいんじゃないか。
まあ、これだけ大きな興行の一枠を、芸能事務所が手放すとも思えず、自前でやりくりする可能性も高い。
30分しか考えていないし、勝手に考えていることだから、流してください。

僕も同世代の人たちと同様、お笑い第3世代の影響をどっぷり受けている。
いろいろ見聞きしてきたし、直視してきた事実もある。
そのような記録や発言を、今回のことをきっかけにしてまとめている人も多い。
僕も1つ、推薦図書を挙げておこう。
それは、「私がアイドルだった頃」(草思社)である。
時代の追体験をしたい人に加えて、矢部美穂ファンにもお勧めしたい。

以前聞いた、「人気商売はつらいよ」という、たけしさんの言葉に尽きる。
お笑い芸人は、見ていて笑えなくなったら、それで終わりだ。
「スキャンダルがない」と言っていた本人は、その意味するところがよくわかったうえで言っていたのだろう。
この件が、というわけでもないが、これまでお笑い芸人の「不祥事」と呼ばれるものが出てきても、「不祥事」の当事者に対する僕の印象は、発覚前とあまり変わらないことがほとんどだった。
ここで出すのも気が引けるくらいなのだが、数少ない大きなショックだったのは、キンコメの一件くらいだ。
小さいショックは、チュート徳井さん。
一方で、発覚して大きなショックを受けたものの、結局事実無根ということに落ち着いたケースもあったが、そちらは具体名を出さない。

「ツッコミ総会」で浜ちゃんが言っていた、「来年もやる」の言葉が、今となっては重い。
1月14日は「男・出川哲朗還暦祭り」の日であり、その日は朝から外出の予定。
40年にわたる僕のTVお笑い人生においての集大成の一つとなりそうなイベントの日に、控えめに言って水を差すような形になってしまう。
残念だけど、仕方がない。

Link
Diary > 2024 > 01 > 09 | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0