曇天の続き

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2023-07-17 Mon.

庭講

2023-07-17

高輪ゲートウェイ駅で降車。
改札を出るくらいはしたことがあったと思うが、その時は明朝体を見てすぐに戻った。
信じられないくらい暑くて、工事現場で働いている皆さんに頭を下げ、ファン付き作業着に賞をあげたくなる。

道を渡って、いやになるほどの坂を上る。
上りきったところにあるのが、高野山東京別院。
宗教上の理由から賽銭は遠慮し、祖父母のために手を合わせ、境内で休む。
いつか高野山に行きたいとは思うのだが、なかなかその機会が得られない。
弘法大師の功績を手繰り、幼名が「真魚」であることを初めて知った。
それで、あれが、そうなのか。
後藤田氏に思いをはせ、後にする。

このあたりから道に迷い、いろいろなタイプの住宅を見て、NTT東日本関東病院に出る。
その裏手には、品のよさそうな区立小学校の横に、池田山公園がある。
たまらず麦茶のペットボトルを買い、看板を見て、そういえばこの近くかと気づく。
袋小路のような道を抜け、インドネシアの方々の高貴な交流を横目にし、ねむの木の庭。
映像では古くから見ていたが、このくらいの広さかと、来てみてわかった。
人は、誰もいない。

時間が無くなってきたので、地図を見ながら道を進み、東京都庭園美術館に到着。
フィンランド・グラスアートの展示を見る。
ここは、旧朝香宮邸でもあり、嗜好の凝らされた建物も面白かったし、グンネル・ニューマンの夭逝にも考えさせられるものがあった。
イッタラ、イッタラ。
庭園を歩いているときに、「Bye Bye Blue」を無意識に口ずさんでいて、その理由に思い当たったのはずいぶん時間が経ってからのことだった。

目黒駅まで歩き、渋谷に移動する。
今後の方向もあって、桜丘の担々麺で遅めの昼食、早めの夕食。
知らぬ間にサクラステージがもうできつつあって、テナントもほぼ決まっているらしく、他が割を食っているのだろうなと推察。

坂を上り切って、バスに乗り、昭和女子大の前のバス停で下車。
人見記念講堂でのoriginal loveのライブに行く。
20世紀末、渋谷公会堂の前で、外まで響き渡る田島貴男のシャウトを聞いて以来、初めてのライブだ。
2021年の田島貴男ライブのチケットを入手していたのだが、その時は体調不良で断念した。
内容は、過去の曲もたくさんしてくれたし、新しい曲も聞けるもので、圧倒された。
歳も感じさせないパワー、歳と経験があるからこそのパフォーマンスだし、本当にソウルがあった。

三軒茶屋の駅まで歩いて、電車に乗って帰宅。

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