曇天の続き

Diary > 2022 > 10 > 15 > | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0
2022-10-15 Sat.

内規

2022-10-15

「トウキョウソナタ」を観た。

時代に流される小市民。
これこそ、僕が知る、僕が映画を熱心に見ていた頃の、香川照之に割り当てられるのが適任の役である。
香川照之であったからこそ、映画として円滑に成立した、とさえ言いたい。
かといって、これについてはもう映画はできているのだから、昨今の事情については特に残念でもない。
自分の身を引き締めるのみである。
また、津田寛治との会話など、しびれる。

教室のシーンが現れた時、教師役の声がしてきて、それを聞いただけでは誰だかわからないものの「とてもうまい」と感じた。
少し進んで、それが児嶋一哉であることがわかる。
見進めていって、「これは、児嶋一哉は俳優として重宝されるわけだ」と納得した。
役を受け入れることに何の躊躇も見えないし、その役を通じて本人がどう見えるかなどまったく気にしているように見えない。
「俳優は本業ではない」ということが、演技をストレートにさせているのだろうか。

役所広司が出てきて、「ガイアの夜明け」で磨いた芝居が結実しているような演技だった。
多分悪い影響が出ているのではなく、そういう演出だったのだろう。

外国の出来事がTVニュースを通じて知らせるところなど、「ニンゲン合格」を彷彿とさせる。
とても満足である。

ところで今回、「トウキョウソナタ」をamazonプライムビデオで見た。
550円かかった。
PCで再生したが、外付けのモニタでは画質がHDにならない。
以前から、POWER DVDでブルーレイディスクを再生しても、HDCPがどうとかで、外付けモニタの再生ができない。
それと同じ原因だろうか。

この場合、どこに尋ねればいいのだろう。
こっちは550円払ったのに。

とりあえず、HDMIケーブルを新品に交換したが、状況は変わらない。
モニタの製造元に事情を説明したら、モニタはHDCPに対応しているので、ブルーレイレコーダーにつないで確認しろ、とのこと。
想定通りブルーレイレコーダーでは問題が生じないので、その旨を伝えたが、それで手詰まりである。
後でわかったのは、amazonプライムビデオをブラウザで再生するのが良くないようで、Windowsアプリ版のプライムビデオだとHDで再生できた。
また、PCをTVにつないでPOWER DVDでブルーレイディスクを再生するとTVで見ることができるのだが、そのあともう一度モニタにつないでみると、再生できる。

デジタル時代になり、この「相性問題」にはときどき悩まされるし、その場合どこも改善をしてくれない。
規格の対応が進むのを、気長に待つしかない。

Link
Diary > 2022 > 10 > 15 > | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0