底抜
2021-12-04
物欲がない、というのは、人を困らせるものである。
ほしいものがない奴にプレゼントを選はなければならないシチュエーションは、人を実に困らせる。
そして、苦心して選んだものをあげても、そいつは喜ばない。
僕は、物を手に入れることになったら、まず置き場所のことを考える。
欲しいものは問われたら、「できれば、邪魔にならない小さなものが欲しい」と答えてしまい、「邪魔にならないってなんだよ」と自己嫌悪に陥る。
そんな顛末になることにも、最近では慣れてしまった。
それでも何か欲しいものがあるかというと、結局金が欲しい。
労働収入を得るのに振り回されなくとも、不労所得で最小限な生活を過ごせて行けるほどの資金。
それがあれば、世界株インデックスに突っ込んで、面会謝絶で暮らしていける。
税控除後で4Mドルでいいのだが。誰かくれないだろうか。
言い換えると、欲しいものは「暮らしに必要なもの」ということになる。
これで「物欲がない」ということになるのだから、実に質が悪い。