曇天の続き

Diary > 2019 > 11 > 22 | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0
2019-11-22 Fri.

交流

2019-11-22

甘いものには冷たいものが多く、「温かい甘いもの」があまりない。
それゆえ、この時期は、あんまんを食べることになる。

今日、あまりに寒くて、コンビニエンスストアで今シーズン初めてのあんまんを買う。
店員に「あんまんを1つください」というと、店員が固まってしまった。
名札を見ると、国外の人と思われる名字がひらがなで書いてある。

「あんまん、を1つください」と、他の店員に聞こえるように、大きな声で言う。
そして、中華まんの保温器の前に移動し、1つしかないあんまんを指さし、「このあんまんをください」という。
札には「ごまあんまん」とあった。

コンビニで働く外国人は、とてつもなく優秀である。
僕ならとても、外国で店員などできない。
いや、国内のコンビニすら無理だと思う。
これからは、日常的に「やさしい日本語」を話していこう、と決意する。

あんまんを食べていると、その様子を見ていた人から、「あんまんは昔から食べてましたか」と尋ねられた。
さあ、どうだったか、どういう意図か、と尋ね返すと、「あんまんのあんこは、普通のあんこと違うじゃないですか、月餅みたいで。子供のころは苦手だったけど、今は大丈夫なんですね」との答え。

ああ、確かにそうだった、気がする。
もちろん、子供のころは「月餅」のことを知らなかったが、そういえば肉まんばかり食べていて、あんまんは食べていなかった気がする。
あんこは以前から好きだったが、僕が本当に好きなのは、あんまんではなく、酒まんじゅうである。
酒まんじゅうのあんこは、あんまんのあんこと違い、アンパンのあんこである。
袋に4個入った酒まんじゅうを、蒸気で蒸しなおして食べていた…、記憶があるのだが、本当にそうだっただろうか。

そんな感覚を思い出させてくれた人に、感謝。
そして、あんまんよりも酒まんじゅうが手軽に入手できる世の中であってほしい、と願う。

Link
Diary > 2019 > 11 > 22 | Prev < Calendar > Next | RSS 1.0