箱番
2019-11-15
「お笑い芸人」と呼んでいいのか、適切ではないのか。
きわめて高いレベルで判然としない例が、伊集院光である。
伊集院光は、「お笑い芸人」なのだろうか。
現在の僕は熱心なリスナーとは言えないが、もともとは「Oh!デカナイト」世…、「チャオチャオ・ビッグカンパニー」世代である。
伊集院光をおもしろいと思う一方で、彼を「お笑い芸人」というジャンルに入れていいのか、悩む。
落語家に弟子入りし、一般的な「お笑い芸人」の出自とは異なる。
表層的に見れば「お笑いタレント」とまとめられそうだが、他の芸人をみると、ネタをやって舞台を踏んだり、ガヤ芸人で呼ばれたりというイメージがしづらい。
最も適切な肩書は「ラジオ・パーソナリティ」だろうが、その枠に収まらない活躍がある。
これほどまでに悩む例を、僕は他に思いつかない。