完済
情報処理技術者試験を受験。
2017年秋以来、4シーズン連続。
2002年春に最初の受験をしてから35シーズン実施されたうち、通算17回目。
予告通り、エンベデッドシステムスペシャリストを受験。
事前準備として、テキストを読み流し、テキストに載っていた午前IIの問題を数ターン解いた。
午後は何とかなる、というより、何かをやってもこれ以上自分のスキルが上がる気がしなくて、いやになってやめた。
6時に起きて、すぐに出発。
マクドナルドでテキストの再確認。
でも、集中力が途切れて、内田百閒「阿房列車」を読む。
受験会場は、卒業難関大学 カナルキャンパス。
この会場で情処を受けるのは5回目くらいだろうか。
記録を手繰ればわかるのだが、そこまでする気力もない。
会場では、同じ建物でオープンキャンパスも実施されていた。
階段の踊り場の壁にはサークル勧誘のチラシが張られている。
何だか楽しそうで、自分も学生に戻ってサークル活動したいとちらりと思ったが、すぐに誰とも打ち解けられない自分の性格を思い出す。
僕の場合、人と話せるようになるのは、最低でも7か月の付き合いが必要であることが経験上わかっている。
それは周囲が人付き合いを一通り終えた段階であり、「そういえば、コイツいたな」と気づかれて、相手から話しかけられる、という始末。
だから7か月はその場にいなければ何も始まらないのだが、居心地の悪い場所に7か月もいるのは苦痛で、よほどの強制力がない限り離脱する。
自由参加であるサークルなど、いられるはずもない。
本当に、気が滅入る。
エンベデッドシステムスペシャリストの教室は、会場で1つだけ。
受験者は、100名もいない。
出席率は、やはり6割程度。
女性は、見渡す限り2名のみ。
午前Iは、免除。
午前IIは、見覚えのある過去問の選択肢をノータイムでチェックし、初見の問題をせこせこと説く。
ファジングのことも覚えていた。
昼食は、ミスタードーナツで買ったドーナツ2つ。
午後Iは、気象観測・予測システムの問題と見守りロボットの問題を解く。
時間が足りなくて、ほぼぎりぎりですべての解答欄を埋めた。
午後IIは、ハードウェアの問題で無線型ATCが出て触手が動いたが、事前に決めていた通りソフトウェアの問題から土砂災害予知システムを選ぶ。
まっとうなキャリアを進んでいたら、業務で土砂災害予知システムに携わっていたかもしれない、恐ろしい。
こちらは余裕をもって答えることができたものの、指示された文字数に解答が足りない箇所がいくつかあり、かなり悩んだ。
何とか気づいて埋めてはみたが、正解している自信はない。
16時30分に試験終了。
貴重な休日を費やし、1日がかりで試験に取り組んだのだから、もっと評価されてもいいものを。
問題の表紙に「平成31年度」とあり、これが平成最後の情報処理技術者試験だったと感慨深い。
改元が4月1日だったら、印刷が間に合っていたのだろうか。
とにかく、アナログで済む話はデジタルに持ち込まないほうがいい。
午前IIの自己採点は、4問不正解。
17回も受験すれば情処慣れしてしまっており、安定したパフォーマンスを出せるようだ。
それにしても、「アンパサンド」同様、今もなお「エンベデッド」という言葉になじめず、この記事を書いているときにも間違えた。