末梢
2018-11-20
調べ物をしていて、2018年にJR九州が駅ナンバリングを導入していたことを知る。
その番号体系に、違和感を覚える。
博多駅が00。
鹿児島本線の竹下駅がJB01、笹原駅がJB02…となる。
そして、吉塚駅がJA01、箱崎駅がJA02であり、西小倉駅がJA27、小倉駅がJA28、門司港駅がJA31である。
つまり、博多駅を中心として付番されている。
これは、僕の慣れ親しんできた順序と大きく異なる。
路線には下りと上りがある。
駅順は下りから順に並べるのが、僕にはしっくりくる。
鹿児島本線で言えば、起点である門司港から、小森江、門司、小倉、西小倉、九州工大前…、箱崎、吉塚、博多となる。
九州の鉄道において、一番初めに来る駅は門司港であり、博多は鹿児島本線の途中駅である、という認識が根強くあった。
そうは言っても、それは昔の話。
国鉄民営化から30年以上経過した現在において、博多駅は九州新幹線の起点であり、九州島内各地へ向かう特急の起点である。
九州の鉄道の中心は博多といっていいだろう。
幡生以東から九州島内に入る列車が絶滅した今、小倉から博多へ向かうのは「上り」と考える方が適切だ。
それでもな、と思う。
京浜東北線であっても、横須賀・総武快速線であっても、東京駅には01ではなく、それぞれJK26とJO19が与えられている。
博多駅を越えて運転する列車が多いのだから、鹿児島本線には下りから番号を振ってほしかった、と思うのが、小倉出身の者の思いである。
欲を言えば、筑豊本線も、香椎線のように、若松から順に番号を振ってほしかった。
もちろん、上野東京ラインのことを考えれば、博多を中心とするのも自然かと思う。