孤高
2017-07-17
1988年11月24日の「テレフォンショッキング」にビートたけしが出演した回を、幸運にも視聴(日付は、「笑っていいとも!資料室」より)。
このころ、オープニングの歌がなくて、番組当初から「テレフォン」が始まっていた、という風に説明されるが、実際にどんな感じだったかすっかり忘れていて、今回視聴したことにより思い出すことができた。
そうだ、あの頃はゲストを呼び込む前に、タモリさんが毎日一人で話していたんだ。
昼間のTVで一人でしゃべるとは、ネタに困らなかったのだろうか。
ましてや、この日は後にスーパースターが登場する。
観客が彼の登場を待ちわびている中で話をして、受けるかどうかなどと思うと、そのプレッシャーにつぶされたりしないのだろうか…。
などと心配することこそ、杞憂と呼ぶ。
これができるだけでもものすごいことだけど、当時は気づかないものだ。
たけしさんが登場。
言わずもがな、フライデー襲撃事件後である。
改めてみると、タモリさんは30年前から同じことを言っているのだと気づく。
特にタモリさんが弟子を取らないことについて、「芸を教わったわけではないのだから、教えることもない」と言い、たけしさんのところに押し寄せる弟子の多さを心配している。
すばやく真理に行き着けば、後は迷いない穏やかな時間を過ごせる。
ところで、これとは別に、「テレフォン」にユーミンが出演した回もあわせて見ることができたのだが、シャンパンを飲みながら生放送に出る「風格」の押し売りはともかくとして、ただただ「やっぱり性格悪いな」という印象。
少し前に、美空ひばりのトーク番組出演を見たところだったので、なおさら対比してしまったからかもしれない。