深川
2017-06-10
2016年に実施したことの1つに、いわゆる「人間国宝」の芸を見る、というのがあった。
柳家小三治の独演会に行った。
こんなことでもない限り利用しない三河島駅で降り、地図を見ながら細い路地を進み、荒川警察署の前で、以前ここに勾留された芸人のことを思い出し嘆息し、開催会場であるサンパール荒川へ出向いた。
さて、本日、柳家小三治「ま・く・ら」を読了。
本の中に「口上」の一節があり、7代目柳亭燕路の真打ち昇進口上を師匠および兄弟子で行った際の件が掲載されている。
柳亭燕路とは、この10年ばかりで聞いたことのある名であった。
読んでいて改めて思い出したのだが、柳亭燕路は小倉の出身、僕と同じ高校を卒業した先輩である。
同窓会の模様をたまにウェブで探ると、燕路師匠に一席お願いしている様子がうかがえる。
柳亭燕路が小三治の弟子であること、全く知らないまま10年過ぎてしまっていた。
自分の怠惰さが、本当に嫌になる。