曇天の続き

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2017-02-27 Mon.

畳掛

2017-02-27

映画「未来の想い出」を視聴。
正直不安だったのだが、森田芳光監督作品ということで踏み切った。

Amazonビデオで視聴。
300円という価格を「高い」と感じる。
ここ数年間、TSUTAYAで100円クーポンを使ってしかレンタルしていなかったからの感想だ、と気づく。
改めて自分の吝嗇さに嫌気がさす。

PCをHDMIでTVにつないで表示させると、画面のアスペクト比が4:3になる。
ディスプレイ側の調整で、「ワイド」に設定した。

清水美沙が出ていることしか知らなかったので、工藤静香とのダブル主演とわかった時には、いささか不安が増した。
工藤静香の歌を聴いていて、「あしたの私のつくり方」の前田敦子のことを思い出す。
その後すぐに、タイタン社長と宮川一朗太と(エンドロールでその表記がわかるのだが)デビィット伊東が出てくる。
森田芳光作品なので伊藤克信が出てきて、まさかこの後「サンデープロジェクト」の司会をやる羽目になるうじきつよしも出演。
清水美沙に投げられる前のうじきつよしのセリフは、実にFっぽくてよい。
まさか雁屋哲が許したのか、というより、花咲アキラ先生の寛容さかな、という根拠のない推定。
大河ドラマ主演の後にプロレスに参戦する和泉元彌が、後に何も効いてこない筋で登場。
セリフの読み方に「こっちが前田敦子だったか」と嘆息する。
少し落ち着いたかなと感じたところで、漫画大賞受賞シーン。
想像以上にそろっていて、「みんな仲がいいな」「これも先生の人徳か」とおなかいっぱい…、のすぐ後に金田明夫、エビスで、これでもか。
藤本先生の出演に心奪われたものの、ファッションショーのシーンにも疲れ、最後の工藤静香の説得力のなさで話を信じることができず、エンディング。
それで、やっぱりあれは鈴木京香だったか、そして音楽も加古隆か、と確認したものの、唐沢寿明と渡辺いっけいはどこに出ていたかとなり、ようやく終了。
いやはや2017年から見ると豪華すぎるし、未来はわからないものである。

僕の守備範囲である「このころの邦画」として見れば面白かった一方で、話としてはどうなのだろう。
さすが森田芳光、エンタテインメントに徹しているという感じで、原作に忠実というわけには行かないのだろう(そもそも清水美沙と工藤静香のダブル主演と言うのが、商業的である。富田靖子でいいではないか)。
それでも、「自分が納得する生き方を選ぶ」という、藤本先生の揺るぎないメッセージは描かれていたと思う。
原作をまだ読んでいない自分の怠惰さを素直に反省する。

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