我振
2016-12-25
知人から、「中川家礼二が関西5大私鉄を語る動画が面白かった」と聞いた。
何でも、「その時の礼二を見ていて、僕のことを思い出した」ということである。
ありがたい話だ。
ぜひ見てみます。
関西の私鉄は会社によって特色があると聞くものの、僕は関西の鉄道事情に弱いので、参考にしてみます。
礼二著「笑う鉄道 関西私鉄読本」は読んでいるんですけどね。
このように返した後、帰途でその動画を視聴する。
「リアクション間違いであった」ということには、かろうじて気づいた。
おそらく、この件を教えてくれた相手は、「関西の鉄道事情に通じてほしい」とは全く思っていないはずだ。
これを見ることによって、僕がどのような感想を持つかが論点であったのだろう。
相変わらずの「ちゃかぽこりん」である。
さて、僕が好む笑いの一類型は、「詳しい知識を披露しているだけで起こる笑い」である。
代表的なのが「カルトQ」である。
視聴者がその分野に詳しくないにもかかわらず、解答者が偏愛ぶりを競っている様子だけでおもしろいと感じる。
ここでポイントなのは、知識を披露する側は単に「笑われている」わけではなく、聞き手の興味に合わせて知識を披露するという、エンターテインメントを意識していることである。
そのポイントに気づかない人は、少なからず存在する。
少し大げさに言っているものの、話す内容は普通のことであり、それで爆笑をかっさらう礼二の芸に、僕はいたく感心してしまった。
ところで、礼二は何も見ずに大阪の地下鉄の路線図を再現していたが、果たして僕は東京の地下鉄路線図を同様に描けるものだろうか。
やったことがなく、自信もない。