曇天の続き

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2015-11-21 Sat.

賢電

2015-11-21

そういうわけで、4年近く使ってきたスマートフォンN-04Cを使用する機会が減ったのだが、その代わりに、新しいスマートフォンを買った。

これまで、偏狭的なまでにスマートフォンの購入を拒否してきたが、お決まりの「手のひら返し」で買ってしまった。
転向の理由は単純で、ほしいと思えるスマートフォンが、許容できる価格で市場に出てきたからだ。

スマートフォンがほしかった。
でも、僕が望むスマートフォンは、これまでなかった。

父親のおさがりであるN-04Cは、当初から動作の緩慢さにイライラしていたし、画面の小ささにも不満だった。
他人が所有するスマートフォンを、手を洗って操作させてもらったことが何度かあるが、iPhone5でも画面の大きさに納得がいかなかった。
iPhone6で、「まあ許す」というレベルまで到達した。

そして、価格。
のろのろと動くものに、数万円も払う気がしなかった。

さらには、僕が最も嫌いな概念の1つである「月額利用料」が高額であることがネックであった。
我が家の家計のどこから5,000円も出すことができる?

要するに、費用対効果が見込めないから、スマートフォンの購入を避けてきた。
でも、もう1度言うが、ずっとスマートフォンがほしかった。
僕が頭の中に描いている、サクサク動く便利なスマートフォンが。

そんな僕が望む商品が、2015年になって登場した。

そもそも、ASUS Zenfone2が発表された際、「これは買うかもしれない」と思った。
しかし、いざ市場に出ると、サイズは大きいし、価格も思った以上に高い。
その後、HuaweiのP8liteが出てきて、「まあこの大きさで、価格も妥当だな」と思い、頃合いを見て購入しようと考えていた。
そして、いざP8liteを買おうと家電量販店に行った際に、新規に発売されたASUS Zenfone2 Laser (ZE500KL)を見つけた。
「これだよ、ほしかったスマートフォンは」となり、勢いで購入した。
価格は30,000円を少し上回るくらいで、昼食を50回程度我慢すれば手に入る算段を立てた。

もう1つの決め手は、月額利用料の低下である。

これまでもN-04Cを自宅のWi-fiにつないで使っていたが、やはり外でも使えないとスマートフォンの実力が発揮されない。
そんな中、ヨドバシカメラでWireless Gateのことを知り、月額480円で250kbpsを使い放題というサービスに魅力を感じた。
初期投資は、SIMカード代金3,000円で済んだ。

250kbpsには、ほんの少し不安があった。
使ってみると、ストリームで動画は見られないが、それ以外は特にストレスは感じない。
地図が使いものにならなかったら不満だっただろうが、それほど遅くはない。

技術とビジネスが成熟したおかげで、僕は恩恵にあずかることができる。
金持ちはいた方がいいな、とこの時ばかりは思う。

そんなわけで、2015年9月にスマートフォンデビューを果たした。
並行して、フィーチャーフォンもまだ使っている。
電話機能はフィーチャーフォン、スマートフォンはどちらかというとタブレット端末としての利用だ。

使ってみて、「スマートフォンは本当に便利だ」と実感している。
特に有用性を感じるのは、Google Inboxが提供しているリマインダーである。

小さなタスクを時刻とともにリマインダーに登録すると、登録した時刻にリマインダーが通知で知らせてくれる。
安心してタスクを忘れることができ、ストレスが減った。

また、飲み会の場所に向かう時も便利だ。

これまでは、地図を印刷して、飲み会の場所まで先導していた。
初めての外国であるバンコクで集団からはぐれたことを、ずっと反省しているのだ。
それが、店の名前さえカレンダーに登録しておけば、店へ向かう途中で地図を参照することができる。
逆に言うと、これまでスマートフォンを持っていた連中が、なぜ僕が印刷する地図に頼っていたのか、全く理解できない、というより憤りしか感じない。

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