長缶
2014-05-04
晴れた平日の午後、都心の公園のベンチに座り、缶ビールを飲む。
これは、かなり確実に得られる幸せの1つである。
平日というわけにはいかないが、祝日の昼間、缶ビールを買い、日比谷公園のベンチに座る。
350ml1本では物足りない、かといって2本飲むのも気が引ける。
500mlの缶ビールの存在理由、というものを十分に理解する。
公園の外からは、「かいせーい」とか「ふんさーい」などという掛け声が聞こえる。
僕は、iPodでParis matchの「C'est la vie」を聴き、ビールを飲むことができている。
昼間からビールを飲むことがとがめられない社会に、僕は感謝する必要があるのだろう。