途絶
火曜からどうにも調子が悪く、今もまだ落ち着きを取り戻せていない。
仕事に支障が出てしまい、各方面にご迷惑をおかけしている。
「ショックから立ち直れないのだろう」と周囲が心配してくれる。
ありがたいことではあるが、その心配は不正解である。
再三言うように、覚悟はしていた。
単に、まだ慣れていないだけなのだ。
「さよならだけが人生」である。
「夢は消え 歌は残る」と聞くが、果たしてこの場合も当てはまるのだろうか。
そんな中で、「世にも奇妙な物語 2013年 秋の特別編」を視聴。
今回は、「特筆するほどの傑作」がなかったように思う。
僕の好みに合ったのは、「仮婚」である。
「実は逆」というありきたりなパターンではあったが、今回の中ではしっかりとオチがついていた部類に入ると感じた。
「人間電子レンジ」は、期待していたのだが、安易に思いつく平凡なオチだったのが残念だった。
ハートのマークを採用した演出は、評価したい。
「水を預かる」は、ほぼ夢オチに近いように感じる。
「0.03フレームの女」は、1つくらいは入れておいた方がいいジャンルであり、僕の興味の対象外である。
整数ではないフレーム数の概念が理解できない。
ある意味最もショックを感じたのは、「ある日、爆弾が落ちてきて」である。
見ていて、ずっとため息をついていた。
もちろん、「嫌気がさして」である。
2012年春の「試着室」しかり、このタイプを楽しめないのは、加齢のせいなのだろう。
定期的に行われていたことがいつの間にかなくなってしまう、というのがタモリさんのパターンである。
「BIG3 世紀のゴルフマッチ」しかり、「春の祭典」しかり、ニッポン放送の番組しかり、「徹子の部屋」における密室芸の披露しかり。
「あれ、そういえば今年、「世にも奇妙」やってないよね」と振り返る年がくることを、我々は常に覚悟しておく必要がある。