敵討
2013-01-11
正月に書いたメモに「小栗栖の長兵衛」と書いてあった。
何のことやら、よくわからない。
検索エンジンでネットを検索すると、「明智光秀にとどめを刺したとされる人を描いた戯曲」という答えが得られた。
どうやら、NHKスペシャル「父と子」を見ながら、メモを取っていたらしい。
僕が25年以上心残りなのは、小学生の時にクラスメイトからの質問に答えられなかったことである。
その質問とは、「明智光秀は最期農民に殺されたというが、明智光秀は織田信長を討ち天下を取ったにもかかわらず、明智光秀を討った農民がその後天下を取ることにならなかったのはなぜか」というものである。
これは、冗談ではなく、たぶん真面目な質問であり、僕は答えに窮せずに、社会の仕組みについて真面目に答えればよかったのだと思う。
そのクラスメイトは、もしかしたら「小栗栖の長兵衛」のことを知っていたのかもしれない。
だとすると、彼は僕を試したのだ。
もし、セレクションに通っていれば、彼とよりずっと長い間友人のままでいられたかもしれない。
そのテストの答えを25年以上経って知るとは、何とも情けない。