形而
2012-10-07
見てくれはともかく、内面については、僕と堂本光一にはいくつかの共通点がある。
まず、F1好きである。
もちろん、僕はにわかファンであるが、彼の知識はよくあるタレントの趣味の域を超えている。
早く解説席に座って欲しいものだ。
次に、究極の直線について考えたことがある。
これについては、彼に負けずとも劣らないくらい考えた自信がある。
「究極の直線」とは、簡単に言えば幅のない線のことである。
紙の上でどんなに細いペンを使ってひいても、その直線には幅がある。
幅のない直線、つまり「究極の直線」とはどのようなものであるか、彼は子供の頃から考えていたそうだ。
この疑問を数学者にぶつけ、数学者は「究極の直線はあなたの頭の中にあります」と返したそうだが、その答えにはしびれる。
そして、きれい好きである。
彼は、シャワーを浴びた後、ぬれた床を踏めないのだという。
これについては、僕は既にこの状態を脱した。
「究極のきれいさ」とは何かを考え、「それは頭の中にあるものだ」と結論づけたからである。