死識
2012-09-27
先日、地図で飯田線のことを調べていて、初めて長篠の位置を知った。
もちろん「長篠の戦い」の知識はあったのだが、これまで場所については全く知らなかった。
よく考えてみると、桶狭間の位置も知らない。
天王山も「この辺だろ」と思っていたところが、全然違っていた(京阪電車に乗ったことで気づいた)。
これは不勉強を認めない完全な言い訳になるが、地名と位置が結び付いていなかったのは僕が九州出身だからだと思う。
九州で暮らしていると、本州、特に内陸の方に対して遠い存在のように思えてくる。
実際、僕が最後まで位置を覚えられなかった都道府県は群馬県であった。
いずれにせよ、「生きた勉強」というのを全く意識しないまま受験の目的だけで勉強していたな、と恥じる。
逆に、もっと地図を見ながら勉強していたら、歴史の点数も少しは上がったのかも知れない。
ところで、僕が生活で案外役に立たない科目だと思うのは、化学である。
多くの時間を費やして苦労して覚えたことなのに、生活で化学反応の知識を生かすような機会にほとんど巡り会わない。
単に、化学を使いこなせていないだけなのだろうとは思う。