曇天の続き

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2012-04-02 Mon.

音懐

2012-04-02

「窓を開けて九州」が終わった。

「窓をあけて九州」とは、九州で放送されていた15分のドキュメンタリー番組である。
1979年から続く長寿番組であり、見たことはほとんどないにもかかわらず、ダ・カーポが歌っていたテーマソングはなぜか完璧に歌えるほどに九州出身者のDNAに染みついている、といっても過言ではない番組だ。

そんな番組が、3月で終わった。
「いいとも増刊号」をブロックし続けた「We love 九州」と同様に「サンデージャポン」をブロックし続けた、とっとと終わって欲しかった番組の終わる日が来るとは、少し前では考えられないことだ。

なぜこんなにも長寿番組であったか、あるいはなぜ終わったかというと、この番組が九州電力の単独スポンサーだからである。
諸般の事情により、九州電力の経営が著しく悪化したため、一社提供のTV番組のすべてが年度末で終了することになった。
それでは、「3×3がQでん」も「Dr.クラナガン」も終わってしまうのか、と考えたが、どちらもとっくの昔に終わっていた。

大きな広告主を失ったことにより、小さなメディアの終焉騒動がそろそろ起こるのではないか。

「るり色の砂時計」も、この3月で終わった。
こちらも、福岡に住んでいた頃に見ることはなかったが、初代テーマソングである「ハネムーン・イン・パリ」は耳に残っている。
見てはないけど、いつまでも残り続けて欲しい、いずれ必ず見るようになるから、というタイプの番組だった。

ところで、どこかの会社で、福岡で過去に放送された番組やCMのテーマソングを集めたアルバムを作ってくれないだろうか。
もしそんなものができるのなら、最後のトラックは、TM NETWORKの「FANTASTIC VISION」にするしかない。

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