曇天の続き

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2012-01-10 Tue.

駄々

2012-01-10

「お試しかっ」の「帰れま10」に竹内力が出演していた。

この番組は、チームによる問題解決の方法の勉強に大いに役立つ。
そういう観点で見ていると、竹内力は、少なくとも「帰れま10」というゲームに対しては、全く無能である、という判断を下すより他なかった。

自分の意見を押し通す。
他人の順番が回ってきても、自分の意見を押しつける。
そして、失敗する。
ここまでは、彼のキャラクターを活かした演出の範囲であるといってもいいだろう。

しかし、何度も失敗を重ねているにもかかわらず、自分の意見を他人に強要することは変わらない。
そして、失敗を繰り返す。

やがて、チームにそれほど貢献もせず、建設的な意見も出さないのに、「早く終わらせよう」「あと1時間で片付けよう」と言い出す。
最終的には、何もしゃべらなくなってしまった。
バラエティ番組において、主要なキャストとして扱われているのにもかかわらず口数が少なくなるのは、仕事をしていないことと同じである。

これは、ただのバラエティ番組である。
彼の本業である俳優の現場では、また違った能力を発揮しているのだろう。

しかし、視聴している側としては、はっきりと認識してしまった。
竹内力は、戦略系バラエティ番組には向いていない、と。
この番組を見た後、似たようなバラエティ番組の制作側は、竹内力をオファーに躊躇するようになるだろう。
それが狙いなら、いいのだが。

それに引き替え、カンニング竹山さんの振る舞いには目を見張るものがあった。
予想の立て方が経験に基づいており、的確である。
また、戦略がぶれない。
無反省な人の無謀な戦略を、角が立たないように否定し、方向性を修正する。
何より、チームの士気が落ちないように気を遣い、時には自分が憎まれ役にもなる。
「ナイトスクープ」の探偵ぶりにも鮮やかさすら感じるが、問題解決能力の高さはさすがである。

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