鼎談
2011-09-02
2011年8月23日、深夜。
多くの人々は、降って湧いたような、といっても前から十分想定できていたニュースに驚いていたようだ。
たまたま新橋にいて、心ないメディア関係者にドッキリをくらわされ、驚いている様を広くさらされてしまった人もいることだろう。
僕は、そんな国民的驚きとは全く無縁でいた。
家にはいたのだが、報道がされていることは全く知らなかった。
このところ、ニュースをTVで見ないので、速報にすっかり疎くなってしまった。
でも、TVは見ていた。
「本番前@控室」という番組を見ていたのだ。
チャンネルは、BS11。
この番組では、中年男性が3人出てきて、1時間トークをする。
出演者は全て自由民主党員…、ではなく、吉田照美とゲストが2人。
この日のゲストは、蛭子能収と岸部四郎。
見逃すわけにはいかない。
3人で話しているのがほとんどで、1時間が終了。
特に企画がないにもかかわらず、話だけで番組が十分成立していた。
あなどれない。
この番組を見たのは、この日が初めて。
番組に気づくことができたのは、新聞のTV欄に、
「本番前控室 岸部四郎」
という一行があったからだ。
今回のことから、BSデジタルが視聴者確保のためにするべきことは、是非見てみたいと思わせるような出演者の名前をTV欄に載せることだ、という仮説に行き着いた。
小さなTV欄で視聴者を引きつけるには、人名が適切である。
「是非見てみたい」というのをどうとらえるかが、ポイントであろう。
無駄な時間を過ごさないで済んで、本当によかった。
翌朝新聞を見て、「大変だ」と慌てはしたが。