曇天の続き

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2011-08-26 Fri.

取組

2011-08-26

先日の「徹子の部屋」に、杉山邦博氏が出演していた。

杉山氏はNHKの元アナウンサーであり、大相撲実況などを務めていた。
現在では、大相撲本場所開催時に、東花道脇にその姿を確認することができる。

驚いたのは、「徹子の部屋」における杉山氏の肩書きが「相撲評論家」であったことだ。
あれほどの騒ぎになったのに、ここに来てまたこの肩書きを出してくるのは、パワーバランスが変わったからだろうか。

年長の方は、自らのエピソードを失敗談として語らない。
壁にぶつかっても、苦労して、工夫を重ねて、それでやり遂げました、という風に語る。
爆笑エピソードなど、用意しなくていいのだ。
聴いている方は、「はあ、それはそれは」と恐縮するより他ない。

杉山氏で思い出すのは、2003年1月20日の「めざましテレビ」である。
このとき杉山氏は電話で出演していたが、杉山氏の名前とともに画面に表示されていたのは全く別人の写真だった。
杉山氏は厳しい口調で「写真が違ってますね」と指摘すると、大塚さんは「大変失礼いたしました」と平身低頭していた。
そして翌日の放送では、杉山氏がスタジオでコメントを述べていた。

このときわかったのは、生放送番組の司会者は放送されている画面をモニタで全て確認しているわけではない、ということだ。
杉山氏の顔を大塚さんが知らないわけがなく、モニタを見ていれば写真が違っていることに絶対に気づいていたはずだ。

だから、問題ある映像が放送されていることに数十秒間にわたって気づかないようなことが起きてしまうのも、うなずけなくもない。

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