曇天の続き

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2011-07-03 Sun.

五段

2011-07-03

福岡恋愛白書6」を視聴する。
篠田麻里子目当て、ではないよ。

まず思ったのは、放送というメディアのポテンシャルについてである。
今回、たまたま居住地の放送局で放送されていたので視聴したのだが、このような番組、放送という形態で提供されていなければ絶対に見なかっただろう。
他局に売ったのはDVDの宣伝という効果も見込んでいると推測するが、こちらとしては非常に助かる。

1本目。
つくづく感じたのは、もし地獄でエンドレスに見せられる映像とはどのようなものかといえば、独白の多い地元方言ドラマである、ということだ。
もしかしたら、地元出身者でない俳優が方言を話していたことに起因する違和感だったのかもしれない。

エピソードにドラマ性が全くなく、ストーリーが成立までいたっていない、とまで感じた。
TVドラマに仕上げるにはかなりの苦労があったのだろう、と勝手に同情する。
独白が多用されていたのは、おそらくそのせいなのだろう。

なお、このドラマによると、筑豊電鉄沿線における「デートの定番」と言えば、「黒崎で映画か、小倉でショッピング」なのだとか。
黒崎で映画、というのもここ最近では難しいことのように思う。

2本目。
実に無難でまともな内容だった。
1本目と比べると、力の入れ具合に差があったように見受けられる。

全体を通じて、ドラマの端々に現れる企業名、唐突に差し込まれるラーメン店での食事などには、痛々しさを強く感じた。
それでも、決して「この程度だったら、作る必要がない」とは考えない。
経験値向上のためには、このような形態をとることも必要である、と考える、謙虚さを備えることが前提だが。

2本ともに共通する結末は、ドラマで取り上げられている恋愛がどちらも結婚まで至る点である。
20代の男女比率がアンバランスな福岡において、このことは切実な問題を示唆している、と見た。

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