仕手
2011-06-05
今週は、不思議な一週間だった。
どの放送局も、力の入ったキャスティング。
特別番組も組まれているし、キャンペーンは今週にぶつけられている。
邦画の封切りが多く、宣伝のために番組に俳優が多く出演する。
座布団十枚も出るし、総選挙中でもあるし、おまけに不信任案の採決もついてきた。
「これは何かがあるね」としたり顔するのは、若い人たちにだけ許された特権だ、と指摘されてしまった。
年長者になれば、「それらしい」理由を一つくらいはくっつけなければならないのだとか。
今こそ、仕入れた都市伝説を自己流にアレンジして語るような、無知をさらけ出しても厚顔無恥を決め込む度胸が必要とされている。
かといって、理由に全く思い当たらないのだから、仕方がない。
思い通りに乗せられてしまうのが、素直な視聴者である私。
ところで、先週の視聴率を、今日新聞の記事にするのは、おそらく宣伝のつもりなのだろう。
クルーズ船上に設置されたパネルの前での「アタックチャンス」には、ちょっとぐっときた。