曇天の続き

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2011-05-14 Sat.

初夏

2011-05-14

今日、ようやくこたつをなおし…、こたつをしまった。

僕は、こたつをしまうという行為が好きである。

今でも、こたつを愛用している。
確かに、こたつは非常に効率的な暖房器具である。
また、極寒の日に、こたつに潜り込み、じっくりと体を温めるというところには、無情の喜びを感じる。

一方で、こたつがあると掃除がしづらいし、部屋の面積の多くを占めるのも気にくわない。
ふとんの縫い目に細かいゴミがたまったり、こたつの中ににおいがこもったりすることに、憎らしい思いがしてくる。

4月になると次第に暖かくなり、こたつの世話にならなくても済む日が現れてくる。
そうなると、いつになったらこたつをしまおうか、と画策し始める。

以前であれば、4月に入るとすぐにこたつを片付けた。
それが、大型連休に入ってからになり、ここ数年は、5月半ばまでこたつを出し続けてしまう。

子どものころ、実家では4月の家庭訪問でいったんはこたつをしまうものの、父の要望で再びこたつが用意され、梅雨の半ば頃までこたつが出されていた。
いつまでも暖房を手放せないなど、実に年寄り臭いものだ、と父の行為をなじったものだが、今となってはその気持ちがよくわかる。
年を取るとは、体温調節機能が劣化することである。

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