星取
2010-11-30
2010年最も話題になるであろう事件の1つと言えば、映画「鍵がない」にも出演した女優T…、つぐみの新たな分野への進出である。
…と言ってはみるが、果たしてそれほど話題になるのだろうか。
少なくとも、僕の周辺では話題にならなかった。
僕は相当驚いてこのニュースを受け止めたのだが。
とは言っても、そんな噂が近い過去にそれとなく聞こえていた記憶があるのは確かだ。
だが、噂が現実の話となる、しかもここまで発展するとなると、ただただつらいだけだ。
さて。
1997年、新宿で「タイム・リープ」を見た。
1998年4月、渋谷で「四月物語」を見た。
2009年2月、「鍵がない」を見て、「好きな映画だ」との感想を残した。
時は移ろい、2010年。
この話題を披露することはない。
そして、来る日も来る日も仕事の話ばかりしている。
この変化が、話題の鮮度のせいなのか、成長したせいなのか、そういった話題ができる知人を知らないせいなのか、判断がつかない。
たぶん、理由は「上記すべて+α」だろう。
心に秘めた思い出や感想は、その後の状況が変貌したとしても、内部の失意だけにとどまる。
しかし、公表した思い出や感想は、どこかにキャッシュされ、決して取り戻せない。
ウェブで日記を公開するには、そういった覚悟を持っておく必要がある。
でないと、こちらがつぶれくさる。