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「もう一度見たい!なつかしCMグランプリ -あなたの青春はきっとこの中にある-」(テレビ東京)を視聴。
僕はこの手の番組が好きなので、「龍馬伝」はBS2で見ることにして、こちらを視聴した。
結論から言って、酒を飲み集中力の欠いた頭で視聴してよかった、と心底思える番組だった。
放送されたCMのほとんどが、CMを集めた最近発売のDVDに入っているもの。
つまり、この番組は宣伝をまとめたDVDの宣伝に過ぎず、そのDVDを見れば十分事足りる。
また、CMの1つについては、別の同様の番組で使われた素材であったらしく、映り込んだテロップがぼかされていた。
さらに、1時間30分ほど経ったところで、これまで流したCMの中から再度見たいものを出演者がリクエストする、という企画が始まった。
番組内では「おかわり」と称していたが、単なる内容の水増しだ。
視聴率が期待できない状況だからといって、この内容はかなりひどい。
スタジオゲストが視聴者の知見を増やすようなコメントを一切しないのなら、ゲストなしのナレーションにして、その分放送するCMを増やしてくれたほうがずっとよかった。
出演者とのコネクションを温めたかっただけの番組なのでは、とすら思えてくる。
「これはパイロット版で、次に放送するときはもっとよい番組になっているだろう」という気すら起きない。
この日記では否定的なコメントをしないように気をつけているのだが、この記事は2度と引っかからないための自身に向けてのフラグであるので、ご容赦いただきたい。
もう一度言うが、僕は「龍馬伝」を先送りしてまでこの番組を見たのだ。
それに比べて、「NHKアーカイブス わたしが選ぶ"あの番組" (3) 大橋巨泉さん」は、過去を振り返るのは同じなのに、大変面白かった。
この番組で語られているような気概で当時の番組が製作されていたのなら、視聴者だった僕は本当にうれしい。
ただ、番組内で巨泉さんが「リタイアした」とはっきり言っていたのは、NHKであるとはいえちょっとした驚きだった。
昭和九年会の入会資格があると思われるケーシー高峰さんは、「12月で仕事を辞めて引退し山形に戻ることにした」と今月の「笑点」で言っていたが…、来年1月から活動を再開するのだとか。