引締
2010-11-11
いずれにせよ、役所の情報管理はかなり厳格になるのだろう。
そして、厳しい規定のために、共有した方がいいと思われる情報を組織内に流すことも消極的になるだろう。
結果的に、職員の安全確保や業務推進が妨げられることになるのでは、と危ぐする。
まあ、たった一人の職員がそういう想定をしていた上で覚悟して行動したのだろうから、別に構わない。
手口についても、他の人たちが一様に「知る権利」を主張してくれることだろう、ご苦労様です。
そして、今後は、情報共有システムや漏洩を防止するシステムの売り込みが盛んに行われることだろう。
今どき、USBメモリでPCからデータを持ち出せるような捜査機関がこの国にあったことには仰天したけれど、それも早晩是正されるのだろう、これで安心だ。
足元を見られ、高い値段をふっかけられたシステム導入のために、予算が要求される。
そこに当てられるのはもちろん、国の歳入である。
…本当は、「われわれの税金」と言いたいところだが、歳入に占める税収の割合を考えると、そうも言えなくなってきた。
どうでもいいけど、外国に対して本当に恥ずかしい、どの国も相手にしてくれていないかも知れないけど。
しかし、どうしてAERAは「男」だとわかっていたのだろう…。
そして、「情報漏洩は国益を損なう」と主張するマスメディアに、開いた口がふさがらない。
今後どうやって報道対象を切り崩していこうとしているのか、それとも記者クラブ制度があるからいいのか。
さらに、一部の人間の行動によって大きなカードを失ったことが残念。
もっと効果的な活用方法があっただろうに。
何より、グーグルに国内の捜査機関がガサ入れしてログが出てくることに、実は一番驚いた。
反政府的思考の持ち主なら、Gmailなんて使っていられない。