追従
福岡県には、全国的に知られている歴史上の有名人物というのがほとんどいない…ように思う。
僕が不勉強なだけだが、まず思いつかない。
黒田長政と金印を発見した農民ぐらいかな、そんなわけないか。
というのも、「龍馬伝」でみひろを見る準備をしながら思ったのだが、山口県や鹿児島県、高知県には郷土出身の歴史的人物というのがそれはそれは多い。
高知にいたっては、空港の愛称が「高知龍馬空港」となっているほどだ。
この名称は、ジョン・F・ケネディ空港やレオナルド・ダ・ヴィンチ空港(フィウミチーノ空港、ローマ)と比べても見劣りしない、世界に誇れるものだ。
それにしても、この空港の愛称とは何なのだろう。
徳島飛行場は「徳島阿波おどり空港」、静岡空港は「富士山静岡空港」、但馬飛行場は「コウノトリ但馬空港」という愛称がついている。
さて、北九州空港に愛称はあるのだろうか。
僕のところには、そのような話は聞こえてこない。
もしかしたらあるのかもしれないが、怖くて調べられない。
仮に付けるとしたら、どういうものが考えられるだろうか。
…各区がそれぞれの特性をアピールするだけで、もめる元になるだけだ。
それでも何か案を出すとすれば、「北九州なんしよーん空港」はどうだろう。
番組名にもなったし、市の特性もよく表せているように思う。
福岡空港なら、有無を言わず「福岡めんたい空港」が相応しいだろう、番組名にもなっているし。
長崎空港なら「長崎チャンポン空港」、佐賀空港なら「バルーン佐賀空港」だろう。
…ご存じないかも知れませんが、佐賀にも飛行機が離着陸する空港はあります。
ところで、小倉駅の北口と南口に愛称をつけるのだとか。
九州新幹線が停車するようになる熊本駅が出入り口に愛称をつけたのに倣ったのかどうかは知らない。
僕のプレゼンテーションは、「裏口」と「モノレール口」である。
「新都心口」と「平和口」でもいい。
そして、今年初めて真面目なことを言うが、愛称がついたとしても、たぶん定着しないまま、うやむやに終わる。
今でも「電車通り」と言ってしまう人が多いのが実情。